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2017.10.21

大盛況の‘北斎展’!

Img     ‘雪中虎図’(1849年)

Img_0001     ‘鍾馗図’(1846年 メトロポリタン美)

Img_0002     ‘露草に鶏と雛’(1832年 メトロポリタン美)

Img_0003     ‘河骨に鵜図’(1847年 大英博)

国宝展をみたあとヘビーな昼食をとり、大阪の天王寺をめざした。大阪に土地勘がなく天王寺駅と難波駅との区別があやふや。そのため、ホテルの案内係から教えてもらったJRで大阪まで行きそのあと環状線に乗り換え天王寺で下車するというルートを選択した。

天王寺にある日本一高いビル、あべのハルカスは駅から歩いて5分で着いた。現在‘北斎ー富士を超えて’(10/6~11/19)を行っているあべのハルカス美は16階。ガラス越しに外がみえるエレベーターの大きいこと!30人くらい乗せられそうな広さに目を白黒させていた。

国宝展は入館に40分かかったが、ここでもチケットを買うのに長い列ができていた。この展覧会は当初パスのつもりだったのでローソンで前売り券を購入するのを忘れていた。20分くらい待ってようやく館内に入ることができたが、なかも人だらけ。京都が国宝展で大賑わいなら、大阪は北斎展で大いに盛り上がっている。

今回、関心を寄せていたのは肉筆画だが、作品の構成は版画が予想以上に多く2005年に東博であった北斎展以来の質の高い回顧展となっていた。まさに超一級の浮世絵展。出かけたのは大正解だった。これも龍光院の曜変天目が出品されたおかげ。

一番のお目当ては肉筆の‘雪中虎図’、この虎が気持ちを揺すぶってきた。なにか優しそうで愛嬌のある虎が雪のなか横を飛ぶように描かれている。雪が積もった木の枝に上下から囲まれるように虎を配置する構図がとてもいい。本物は図版でみるより3倍も魅了された。

赤一色の‘鍾馗図’はチラシで気になっていた作品。すみだ北斎美にある体を横に曲げた鍾馗も展示されるが(11/6~19)、シャンとした姿で鋭い目で前をみつめるこのMET蔵のほうに惹かれる。同じくMETからやって来た‘露草に鶏と雛’と大英博の‘河骨に鵜図’も浮世絵本でみたことのない絵、こんないい北斎に出会えるのだから回顧展はありがたい。

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コメント

いづづや様のホンモノに対する 
(ある意味)執念はスゴイですね。
国内はもちろんですが、
海外の沢山の美術館にも沢山行かれて
そして
 記憶されてる御様子は、ブログを拝見していて
伝わってまいります。
美術評論家よりも多いのではないでしょうか
とても勉強になります。
写真が 美しいので 楽しいです。

これからも よろしく

投稿: Baroque | 2017.10.22 22:58

to Baroqueさん
いいアートに出会ったときのあの体が震える
ような感動を体験すると、名品の追っかけが
大きな楽しみになります。

美術品の情報が入り、気になるものが現れると
ずっと心にとどめミューズがいつかそれに会わ
せてくれると信じ辛抱強く待つ。とにかく
美術鑑賞は長期戦ですね。長生きしなくてはい
けません。

今、シリーズでアップしている‘美術館に乾杯!’
では体に沁み込んでいる感動を率直に伝えてアートを
みなさんと一緒に楽しもうと思ってます。

投稿: いづつや | 2017.10.23 19:40

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