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2017.09.14

美術館に乾杯! シカゴ美 その五

Img     マネの‘新聞を読む女性’(1879年)

Img_0001     ルノワールの‘テラスにて’(1881年)

Img_0002     ルノワールの‘フェルナンド・サーカス’(1879年)

Img_0003     ドガの‘婦人帽子店’(1882年)

アメリカの美術館をまわっていて体が一番震えるのはやはり印象派やポスト印象派の作品の前に立ったとき。メトロポリタン、ボストン、ワシントンナショナルギャラリー、フィラデルフィア、シカゴ、このビッグ5には画集でお馴染みの名画がここにもあそこにも飾ってある。

シカゴ美にある印象派コレクションはシカゴにゆかりのあるコレクターたちが美術館に寄贈した作品によりできあがっている。とにかくアメリカ人は印象派が大好きで作品の魅力をみぬく高い眼力をはたらかせ次々と買い込んでいった。マネからはじまり、モネ、ルノワール、カイユボット、ドガ、ロートレック、セザンヌ、スーラ、ゴッホ、ゴーギャン、、といい絵がずらっと並んでいる。

マネ(1882~1883)は9点あったが、お気に入りは日本にもやって来た‘新聞を読む女性’。こういう帽子を被っら女性にはどこか洒落たイメージがありかんたんには近づけない。この遠い距離感がいっそう心をざわつかせる。小さい頃近所に帽子屋をやっている家があったが、そこの奥さんはよく似合う帽子をいつも被っていた。

ルノワール(1841~1919)は涙がでるほどいい女性の絵が2点ある。もう可愛いくって仕方がない‘テラスにて’と‘フェルナンド・サーカス’、これをみてシカゴ美は本当にスゴイ美術館だと思った。できることなら死ぬまでにもう一度このルノワールをみたい。

アメリカにあるドガ(1834~1917)で最も魅了されているのはメトロポリタンにある‘菊のある婦人像’とここの‘婦人帽子店’、この絵で惹かれるのは巧みな構図。帽子をさわっている店員の姿をすこし上からとらえ、帽子を飾っている台のふちは左側から斜めにせりだすように描かれている。これはすぐには思いつかない。何度も描き変えこの形になったのだろう。ドガ一番の傑作と勝手に決めている。

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