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2017.09.24

美術館に乾杯! シカゴ美 その十二

Img_0001     モンドリアンの‘菱形のコンポジション’(1921年)

Img_0002     クレーの‘日没’(1930年)

Img_0003     ゴーキーの‘田畑と歌’(1946年)

Img     デ・クーニングの‘発掘’(1950年)

モンドリアン(1872~1944)の代名詞である‘コンポジション’シリーズは大半が正方形タイプのものだが、ときどき菱形に出くわす。四角を45度回転させただけだが、作品の印象はガラッと変わる。シャープな感じが全面にでてくる。

この画面のなかでベースの白とクレイ以外で使われているのは黄色と青と赤、そして黒。この色の大きさによってイメージが変化するから、配色のバランスと位置取りには時間を食うはず。できあがったものは流石、充分練りこまれている。心地のいい色の関係に即納得。

クレー(1879~1940)の‘日没’は大きな収穫だった。過去、回顧展を数度体験しているのでクレーの画風に目が慣れていたが、この絵の前では思わず唸ってしまった。ドットで埋め尽くされた丸や変形した四角の絡み合いがとても刺激的で物言う抽象画という感じ。

アルメニア出身のゴーキー(1904~1948)の‘田畑と歌’はミロの絵を連想させる。ミロのように人物や動物にユーモラスなところはないが、丸みをおびたフォルムはどこか生き物の匂いがする。はっきりとはわからないが左端にいるのは若者でその視線の先には裸婦がいる。その色香に浮かれて歌を歌っているのだろうか。

NYでゴーキーと仲の良かったオランダ生まれのデ・クーニング(1904~1997)、この大作発掘‘’は1948年にゴーキーが自殺したあとに手がけたもの。キュビスムの角々したフォルムで鳥や魚、人間の鼻、目、顎、首などがびっちり描かれている。この絵はヴェネツィア・ビエンナーレのアメリカ館に出展され注目を浴びた。

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