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2017.09.25

美術館に乾杯! シカゴ美 その十三

Img_0001     リキテンスタインの‘しずくのあるブラッシュストローク’(1966年)

Img_0002     スティルの‘無題 1958’(1958年)

Img     ホックニーの‘アメリカ人コレクター’(1968年)

Img_0003     リヒターの‘階段を降りる女’(1965年)

個性の際立つ現代アートの場合、大きな美術館には十分なスペースがあるとはいえどのア―ティストも並べられるわけではない。おのずと人気の高い作品から披露される。よくお目にかかるのはポロック、ロスコ、デ・クーニング、ポップアートのウォーホルとリキテンスタインといったアメリカのスター作家。

このうちまだ回顧展に遭遇していないのがリキテンスタイン(1923~1997)、手元にあるTASCHEN本をときどきみて本物との出会いを夢見ているが、幸運がやって来る気配は今のところない。‘しずくのあるブラッシュストローク’は2008年のときアメリカ館が改修のためみれなかった。大作だからみごたえがありそう。

ワシントンのハーシュホーン美で4点くらいみたクリフォード・スティル(1904~1980)、‘無題 1958’でもほかの作品でもこの縦に不規則にのびる尖った黒の色面は子どものころ遊んだ大きな黒い蝶の羽を思い起こさせる。黒は激しい感情の揺れを表現するにはもってこいの色。心の奥底から突きあげられるような衝動が蝶の羽のようなフォルムとなって連続的に湧き上がってくる。

5年くらい前、ロンドンのロイヤルアカデミーでイギリス現代アートの大御所ホックニー(1937~)の回顧展が開催された。でも、タイミングが合わずロンドン行きは叶わなかった。関心のある画家の作品が沢山みれる機会をものにできないというのはなんとも辛い。今年はその気分がちょっぴりリカバリーできた。ちょっと前まで東京都美で開催されていたボストン美名品展にホックニーがひょいと現れた。しかし、‘アメリカ人コレクター’は時間がかかりそう。

リヒター(1932~)の画風のひとつがぶれた写真を使った作品、‘階段を降りる女’のモデルは女優かセレブにちがいない、さっそうと進む姿がよくとらえられている。

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