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2017.08.04

美術館に乾杯! フィリップス・コレクション その六

Img_0003  モディリアーニの‘エレーナ・パヴロウスキーの肖像’(1917年)

Img_0001     ホイッスラーの‘リリアン・ウォークス嬢’(1891年)

Img_0002     ホッパーの‘日曜日’(1926年)

Img     オキーフの‘赤い丘、ジョージ湖’(1927年)

アメリカの美術館で絵をみるとき、とくに目に力が入るのは日本やヨーロッパではなかなかお目にかかれないアメリカ人アーテイストたちの作品、例えば、ホッパーやオキーフ、ハドソンリバー派、そしてロスコやポロックたちの大きな抽象絵画。これはアメリカに来ているのだから当たり前といえば当たり前。

その次に収穫ありと思わせるのがロートレックの油彩とモディリアーニ(1884~1920)。モディリアーニの画集にはアメリカの美術館が所蔵する肖像画がかなり出てkる。シカゴ、フィラデルフィア、クリーブランド、デトロイト、ワシントンナショナルギャラリー、オルブライト=ノックス、そしてNYのMoMA、メトロポリタン、グッゲンハイム。

フィリップス・コレクションの‘エリーナ・パヴロウスキーの肖像’はTASCHENには載ってないが、思わず吸い込まれるいい絵。モデルの女性はポーランドからパリに移ってきたユダヤ人画商の娘、ちょっと不安そうな表情が心を打つ。

アメリカでよくお目にかかるホイッスラー、サージェント、カサット、ホッパー、ホーマー、オキーフ、ここにはサージェントとカサットは飾ってない。ホイッスラー(1834~1903)は女性の肖像が一枚、ホーマーもひとつ。そして、ホッパー(1882~1967)とオキーフ(1887~1986)は3点以上揃えている。

‘日曜日’は2011年国立新美であった‘フィリップス・コレクションのアメリカ絵画展’に登場した。これはパリのカフェでみた男女の冷め切った関係をリアルに切りとってみせたドガの絵を彷彿させる作品。家の前で寂しげな表情をした男が座っている。繁栄するアメリカの影の部分を表現したホッパーらしい作品。

強烈な印象を受けたのが‘赤い丘、ジョージ湖’、赤の鮮やかさは図版と少し違っていたが、黄色の太陽と丘の赤の対比が目に焼きついている。

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