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2017.08.19

美術館に乾杯! ハーシュホーン美 その三

Img_0002     ベーコンの‘ゴッホ’

Img_0001     デ・クーニングの‘ふたりの女’

Img_0003    スティル

Img     カルダー

円筒形の建物のハーシュホーンは3階建てになっており、3階の竹でいうと空洞の外側にあたるところに所蔵作品が展示されている。部屋の数は10くらい。所蔵品を一度に披露できないのでローテーションしながらみせている。数の多さに驚いたのがベーコン(1909~1992)。

じつはベーコンは好きではない。登場する人物が幽霊のようでグロテスクにゆがんだ顔がどうしても馴染めない。だから、4年前東近美で開催されたベーコン展はでかけることはでかけたが図録は購入しなかった。

でも、1,2点まあみていられるのがある。ひとつはベラスケスが描いた法王イノケンティウス10世の肖像をパロッた連作。MoMAではじめてみたが、そのときは幽霊画のイメージなので絵の前には長くいなかった。それからだいぶ後にローマでベラスケスの原画とお目にかかり、そのリアルな姿に驚愕した。そのため、ベーコンの連作への感じ方が変わった。ここも一枚コレクションしている。

もうひとつはゴッホが野外で絵を描くために散策しているところをモチーフにしたもの。何点かあるようだが、ハーシュホーンにも一枚おさまっている。ゴッホが好きなのでほかの作品にくらべて拒否感は小さい。

日本でもブリジストン美で回顧展(2014年)が開かれたデ・クーニング(1904~)、あの有名な‘女’が4点現れた。目はキツイがどこかユルキャラ的なところがあるこの女を一度にこれだけみれたのだからもうワクワク気分。NYのMoMAにいるような感じだった。

抽象表現画の鬼才、スティル(1904~1980)の3つの大作も息を呑んでみていた。ギザギザのとげをだす塊が丸くなったり縦長にのばされたりして白地の大きな背景に無造作に配置されている。別ヴァージョンでは地は黒みをおびた深い青、塊が深海に現れた奇妙な姿をした新種の魚にみえてくる。

カルダー(1898~1976)は定番のモビールやオブジェが3つの部屋に全部で8点飾ってある。カルダーに開眼したのは1991年、池袋のセゾン美(現在はなし)で行われたビッグなグッゲンハイム美名品展。そのときの楽しい気分がよみがえった。

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