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2017.08.07

サイエンスの森! タンパク質

Img_0004     コラーゲンの形(大きさ10万分の1ミリ NHKガッテンより)

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ここ数年サイエンス関連の本を買うことが多く、宇宙のこと大地のこと、そして気象のことなどがだいぶわかってきた。テーマが広い科学の話はあれもこれも一度には理解できない。で、エネルギーを注ぎ込む対象に順番をつけてNHKの科学番組をみたり、Newton別冊やブルーバックスを読んだりしている。

この一ヶ月、集中して読んだのがタンパク質の本。これには5月に放送された‘ガッテン’が関係している。興味をそそられたのがスーパー顕微鏡が撮影したいろいろな種類のタンパク質の形、大きさは10万分の1ミリの小さな々世界の話だが、例えばコラーゲンは物質がらせん型に重なり合っている。ほかには筋肉を動かすミオシンもでてきた。この多様な形がタンパク質の機能を生み出すという。

タンパク質は知っていてもじっさいどんなものなのかこれまで考えたことがなかったが、今は‘X線結晶構造解析法’によりタンパク質の形が立体的にとらえられるようになった。じつは昨年秋大隅博士がオートファジーの研究でノーベル医学生理学賞を受賞されたとき、この話を理解しようと買い込んでいた本があった。本は不思議なもので何かきっかけがあると俄然‘早く読め!’と催促してくる。

新聞に載ったタンパク質関連の推薦本は次の4冊
★永田和宏著‘生命の内と外’(新潮選書 2017年1月)
★永田和宏著‘タンパク質に一生’(岩波新書 2008年6月)
★森和俊著‘細胞の中の分子生物学’(ブルーバックス 2016年5月)
★水島昇著‘オートファジーの謎’(PHPサイエンスワールド新書 2011年12月)

著者は3人とも超一流の学者。だから、書かれている内容は分子生物学における最前線の研究成果がベースになっている。細胞の構造、タンパク質がどこでつくられてどこに運びだされていくのか、そのときどんな物質がかかわっているのか、どれもはじめて聞く話だが、例え話を使った説明がいいので複雑なことなのだろうがわりと頭の中にはいっていく。

その一例が工場で行われている品質管理。タンパク質の本に品質管理の話がでてくるとは思ってもみなかった。これなら理解が進む。さらにおもしろいのが小胞体ストレス応答研究でノーベル賞受賞が期待される森博士が京大理学部の学生たちにおこなった講義をもとに書かれた‘細胞の中の分子生物学’。

最後の7章では不良品タンパク質がどのように修正されたり分解されたりするかという話がでてくるが、これを戦国時代の三大武将、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康がとった行動スタイルを使って3つのパターンにモデル化している。これはわかりやすい。

興味をもたれた方は是非本屋へ!

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