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2017.08.05

美術館に乾杯! フィリップス・コレクション その七

Img     ‘ロスコルーム、緑色とえび茶色ほか’(1953年)

Img_0002     フランシスの‘ブルー’(1958年)

Img_0003    フランケンサーラーの‘キャニオン’(1965年)

Img_0005    デイヴィスの‘卵泡立器 NO.4’(1928年)

フィリップス・コレクションで驚かされるのはアメリカの現代アーティストの作品がそろっていること。とくに魅了されるのがロスコ(1903~1970)、‘緑色とえび茶色など3点飾ってあるロスコルームはNYのMoMAでもMETでも味わえないスペシャルな展示空間であり、一生忘れられない鑑賞体験になった。

ロスコの次の目標として今狙っているのはロサンゼルス現代美にある作品。じつはアメリカの西海岸に縁がなく、まだLAに足を踏み入れてない。LAには追っかけ作品を所蔵する美術館がいくつもあるので、いつかまとめて訪問しようと思っている。

サム・フランシス(1923~1994)は日本の書などにのめりこんだ作家、そのため抽象的なフォルムのなかにみられる墨の流れに親しみをおぼえ西洋アートとの融合が妙に惹きこまれる。出光美にはフランシスの大きな作品があるらしいので一度みてみたいが、なかなか実現しない。

女性ならではのやわらかい抽象表現が作家の個性を引き立てているフランケンサーラー(1928~)の‘キャニオン’はロスコ同様、強く印象に残っている。フィラデルフィア美やワシントンナショナルギャラリーでもヘレンの作品にお目にかかったが、大自然を鮮やかな赤の色面で強調した‘キャニオン’には神秘的な美しさが感じられる。

デイヴィス(1894~1964)の‘卵泡立器NO.4’は若いころの作品、ぱっとみると平坦なイメージのするフォルムや線がほどよい複雑さで構成されている。局所的にみると単純な造形だが、背景の色の組み合わせやモチーフの描写はじっくり練られいる。どの部分から描きはじめていったのか、興味は尽きない。

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