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2017.08.03

美術館に乾杯! フィリップス・コレクション その五

Img_0004     マティスの‘エジプト模様のカーテン’(1948年)

Img_0002     ブラックの‘丸いテーブル’(1929年)

Img_0001     ミロの‘赤い太陽’(1948年)

Img     カンディンスキーの‘連続’(1935年)

マティス(1869~1954)の作品には部屋の窓からみえる風景を描いたものがいくつかあるが、フィリップスコレクションの‘エジプト模様のカーテン’は魅力の点では一番かもしれない。窓一面に広がるヤシの木の黄色と緑のとても印象的。そして、それに呼応するかのように画面を引き締めているのが赤と黒のエジプト模様でデザインされたカーテン。こういう傑作がさらっとでてくるとことはポンピドーと変わらない。

ピカソとともにキュビスムをつくったブラック(1882~1963)、割れたガラスの尖った破片を集めて画面を構成する鋭いキュビスムはピカソとの違いはないため存在感が薄れがちだが、‘丸いテーブル’のような四角と丸い形がうまく融合した作品はキュビスムの面白さを強く感じさせてくれる。

ミロ(1893~1983)の‘赤い太陽’は1947年アメリカに8カ月滞在したときに描かれたもの。色の主役はタイトル通りとはならず、背景や点々、ゆるく流れる曲線を彩る黒。ミロの作品には熱く反応する性分なので立ち尽くしてみていた。

この美術館にはカンディンスキー(1866~1944)の仲間のクレーやマルクの作品の揃っており、コレクションの幅がとても広い。‘連続’は大作ではないが、カンディンスキー独特の色と形が自由に飛び跳ねているような美しい抽象絵画。

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