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2017.07.06

美術館に乾杯! ベルヴェデーレ宮 その四

Img_0002    セガンティ―ニの‘悪しき母たち’(部分 1894年)

Img_0001     ココシュカの‘母の肖像’(1917年)

Img_0004     ココシュカの‘羊の屍がある静物画’(1910年)

Img     キルヒナーの‘クロスターの山々’(1923年)

ヨーロッパにある美術館でいつか訪問を実現しようと思っているのはムンクの‘叫び’があるオスロ国立美とスイスの美術館群、オスロはだいぶ近づいているが、スイスの美術館巡りはまだ計画が具体化していない。

若いころスイスのジュネーブに住んでいたが、当時の芸術心は並みのレベルだったのでルーブルとかウイーン美術史美などの大きな美術館には関心があってスイスのなかにあるチューリヒ美、ベルン美、バーゼル美などまっく縁がなく、サン・モリッツにあるセガンティーニ美にいたっては存在すら知らなかった。

その程度の美術好きだったのが、今はセガンティー二(1858~1899)の最高傑作‘アルプス三部作 生・自然・死’をみるためサン・モリッツを目指す気になっているのだから、人生何が起こるかわからない。その強い思い入れを切らさぬようにときどき2011年損保ジャパン美であったセガンティー二展の図録をながめている。

その図録に張り付けているのがベルヴェデーレ宮に飾られている‘悪しき母たち’。それまでセガンティー二のイメージは大原美にある‘アルプスの真昼’にみられる牧歌的な作風によってでできあがっていたので、この‘悪しき母たち’にはドキッとした。セガンティー二にこんな官能的な人物画があったの?その出会いは衝撃的だった。

ココシュカ(1886~1980)の回顧展が日本でみられないかなとずっと思っているがなかなか実現しない。ベルヴェデーレには4,5点あったから、もしどこかに美術館がココシュカに目をつけていたら‘母の肖像’や‘羊の屍がある静物画’と再現できるかもしれない。でも、その可能性はどうも少なそう。

3年前、チューリヒ美展(国立新美)が開催されたとき、ココシュカやベックマンと一緒にあの紫色を多用したキルヒナー(1880~1938)の風景画も並んで展示されていた。‘クロスターの山々’も同じようなすっきりした調子の山岳画、キルヒナーはナチスの恐怖から逃れるため一心不乱にスイスのアルプスの風景を描いた。その気持ちは本当によくわかる。

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