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2017.06.04

美術館に乾杯! パリ市立近代美 その一

Img    シャイヨー宮の近くにあるパリ市立近代美(拡大で)

Img_0002     藤田嗣治の‘寝室の裸婦キキ’(1922年)

Img_0001     モデイリアーニの‘ルニア・チェホフスカの肖像’(1919年)

Img_0004     ドンゲンの‘スフィンクス’(1925年)

海外に出かけて美術館巡りをすることが回数を重ねるにつれ、今では東博の特別展に足を運ぶような感覚になってきたが、美術館を訪問することをメインの目的で海外旅行をしたのは1991年のパリ旅行が最初。

このときハリで11の美術館を訪問した。その一つがシャイヨー宮の近くにあるパリ市立近代美。じつは2010年にもグラン・パレで行われた大モネ展をみたあと美術館の前まで行ったのだが、5時の時点で閉館だったため入れなかった。

最初の訪問から随分時間が経っているので、展示室のレイアウトの記憶は消えどんな作品が並んでいたかもすぐには思い出せなくなっている。でも、両手くらいはなんとか覚えている。とくに目に焼き付いているのが藤田嗣治(1886~1968)の出世作‘寝室の裸婦キキ’。

モデルのキキを写真で見るとこの肖像のイメージとはだいぶ違っている。同じエコール・ド・パリの画家で仲の良かったキスリング(1891~1953)の描いたキキのほうが3倍も本人に近い。でも、人々はそんなことはでうでもよく藤田の表現したキキの乳白色の肌に魅了された。

エコール・ド・パリ派は外国から志をもってやって来た異邦人。イタリア人のモディリアーニ(1884~1920)ははじめは彫刻家になることを夢見ていた。それが転じて異色の肖像画家になった。パリ市近美にあるのは扇を持った‘ルニア・チェホフスカの肖像’、見慣れた首の長いなで肩の女性。ちょっと気取った表情が印象深い。

オランダ出身で後にフランスに帰化したキース・ヴァン・ドンゲン(1877~1968)の描く肖像画に大変惹かれているが、そのきっかえとなったのがこの美術館でみた‘スフィンクス’。タイトルはこの女性の名前で、ドンゲンが48歳のときの作品。一瞬たじろぐほどの目力の強さ、今ならCMによくでてくる人気モデルの菜々緒ちゃんがこういう衣装を着て座ったらまたドキッとするかもしれない。

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