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2017.06.24

嵌ると逃れられないアルチンボルドの怪奇!

Img  アルチンボルドの‘四大元素 水’(1566年 ウィーン美術史美)

Img_0001    アルチンボルドの‘四季’(1590年 ワシントンナショナルギャラリー)

Img_0003    HMの版画家の‘擬人化された風景’(16世紀末 アシュモリアン美)

Img_0002     ロマッツォの‘自画像’(1568年 ブレラ美)

日本の展覧会シーンにアルチンボルド(1526~1593)が登場したのは過去3回あった。10数年前に開催されたハプスブルク家展ではウィーン美術史美にある‘四季 冬’と‘四大元素 水’が飾られ、そのあとは2回Bunkamuraのだまし絵展(2009年、2014年)にはスウェーデンから傑作‘ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)’と‘司書’がやって来た。

風の便りによると来年の1月からBunkamuraで行われる展覧会(1/6~3/11)にまたあの‘ルドルフ2世’がお目みえするらしい。だから、1年くらい日本はアルチンボルドイヤー、まだこの怪奇画家に縁がなくても西洋美とBunkamuraに足を運べばアルチンボルドに最接近できることは請け合い。

今回の回顧展でこれほど多くのアルチンボルドが出品されているとは想像してなかった。入ってすぐワシントンナショナルギャラリーが所蔵している‘四季’に遭遇、ええー、ワシントンにアルチンボルドがあったの!?ナショナルギャラリーは5回訪問したが、顔の輪郭がはっきりせず不気味さがただようこのお化けには一度もお目にかかったことがない。普段は展示しないのだろう。

この絵はアルチンボルドが生まれ故郷のミラノに帰ってから描いたもの。その時期は‘ルドルフ2世’と同じ1590年頃、これが大きな収穫だったのに一方で残念なことがあった。

スイス在住の個人コレクターが所蔵する‘四大元素 大気’と‘火’は24日(土)からの公開だった。ありゃー、手持ちのチラシにはこの2点は載ってなく、HPでも出品リストをチェックしてないため折角の作品を見逃してしまった。知っていたら24日以降に出動したのに。今、再訪問するかどうか迷っている。

版画で足がとまったのが‘擬人化された風景’、これをみるとダリが得意とするダブルイメージは16世紀のころからもう表現されていた!ボスの絵にもこれと似たような場面がでてくる。こういう元々の構成要素とはちがうものを使ってモチーフを形にしていく方法がこの時代に存在していたのがおもしろい。

ミラノのブレタ美でみたロマッツォ(1538~1600)の自画像がどうしてここに展示してあるのか?だが、インパクトのある肖像画なので長くみていた。

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