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2017.05.01

鯉に乗る琴高仙人!

Img_0001     雪村の‘琴高仙人・群仙図’(重文 室町時代16世紀 京博)

Img     ‘風濤図’(重文 16世紀 野村美)

Img_0002     ‘猿猴図’(16世紀 茨城県立歴史館)

Img_0003     ‘龍虎図屏風’(16世紀 根津美)

東芸大美で開催中の‘雪村展’は後期(4/25~5/21)に入り作品ががらっと変わった。当初は一回で済ませるつもりだったが、気になる作品があるのでまた足を運んだ。

雪村の絵で最も楽しいのが‘琴高仙人・群仙図’、仙人が大きな鯉のひげをつかんでカウボーイが暴れ馬を乗りこなすように背中にまたがっている。この鯉、尾びれがこちらのほうを向き体は直角に曲がっている。だから、この上に乗っているのは相当な力技がいる。だが、そこは仙人、こんなことは朝飯前。

この場面は湖に潜った仙人が龍の子を手に入れて浮き上がってきたところ。まわりでは弟子たちが‘ありゃー、師匠やったね!’と唖然とした顔つきでみつめている。仙人の見事な動体描写をみていっぺんに雪村のファンになった。

京都の野村美が所蔵する重文の‘風濤図’は滅多に出てこない。2002年にあった回顧展のときは出品されなかったから、今回主催者は何度もお願いにあがったのかもしれない。2度目の対面だが、本当にいい絵。
強風のなかを懸命に進む船の姿が心を揺すぶる。

2回も出動したので前回展示替えで見逃した作品をかなりの数リカバリーできた。‘猿猴図’もそのひとつ。現在京博で行われている‘海北友松展’(4/11~5/21)で里帰りした手長猿をみたばかりなので、この絵にもすぐ反応する。川の流れが大げさに波濤の形になっているところが雪村流。

‘風濤図’同様、前回出品されなかった根津美蔵の‘龍虎図’、この度は4/25~5/7展示される。これまで数回みたので、海北友松の豪快な龍を思い起こしながらながめていた。

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