交響曲は楽し! モーツァルト
作曲家の物語がざっくり頭に入るためには知っている曲がどういう順番でつくられたかを押さえておく必要がある。画家の描いた作品を最初のほうからみていくように、モーツァルト(1756~1791)のお気に入りの曲をチェックしてみた。
その前にザルツブルクで生まれたモーツァルトと同世代の画家にどんな人物がいたかをレビューしてみると、生まれた年が近いのがイギリスの幻想画家、
ブレイク(1757~1827)、モーツァルトより10歳年上なのがスペインのゴヤ(1746~1828)。また、彫刻家のカノーヴァ(1757~1822)も1年あとに生まれている。
名前と作った楽曲はしっかりインプットされているモーツアルトやベートーベンだが、にわか音楽史家になって好きな曲が生まれた時期を確認すると新鮮な驚きがある。
1775年 19歳 ‘バイオリン協奏曲5番’
1778年 22歳 ‘フルートとハープのための協奏曲’
1779年 23歳 ‘デイヴェルティメント 17番 ニ長調’
1787年 31歳 ‘セレナード 13番 ト長調’
1788年 32歳 ‘交響曲39番’、‘40番’、‘41番’
今You Tubuで頻繁に聴いている‘フルートとハープのための協奏曲’はモーツァルトが22歳のときにつくったものだった! その3年前の19歳のとき作曲したのがあのはつらつとしたバイオリン協奏曲の5番、そして、気分が浮き浮きしてくるディヴェルティメントの17番が23歳。
魅了されている交響曲は3つ。32歳のときわずか6週間でつくりあげた‘39番’、‘40番’、‘41番ジュピター’。
これから3つの名演奏が心を和ましてくれそう。
★‘39番’ ハイティング指揮 ベルリンフィル(1999年)
★‘40番’ ムーティ指揮 ウィーンフィル(1991年 ザルツブルク音楽祭)
★‘41番’ ムーティ指揮 ウィーンフィル(1991年 ザルツブルク音楽祭)
| 固定リンク
コメント