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2017.05.11

美術館に乾杯! ブレラ美 その一

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Img_0001     ブレラ宮殿の中庭

Img_0002     ベリーニの‘聖母子(ギリシアの聖母)’(1460~64年)

Img_0003     ベリーニの‘聖母子’(1510年)

Img_0004     カルパッチョの‘聖母の神殿奉献’(1505年)

イタリアはヨーロッパのなかでは毎年でもでかけたいほど大好きな国なのだか、ローマで開催された大カラヴァッジョ展をみにでかけた2010年以降はご無沙汰している。いずれ‘ビバ!イタリア’モードになると思うが、今はアメリカや北欧を優先させることが決まっている。

昨年のカラヴァッジョ展(西洋美)にミラノにあるブレタ美が所蔵するイケメンのキリストを描いた‘エマオの晩餐’が出品された。カラヴァッジョにぞっこんとかマンテーニャに関心がある人ならこのブレラ美は強く記憶に刻まれているだろうが、普通の西洋美術愛好家にはこの美術館の知名度はそれほど高くないかもしれない。

事前の情報は少なくてもいざ出かけてみると、期待値以上の大きな満足が得られることがよくあるが、宮殿のなかにあるブレラ美もそんな思い出がよみがえる美術館。訪問したのは2006年、限られた自由行動を使った鑑賞のため慌ただしい1時間だったが、お目当ての作品はおおよそ目のなかに入れた。

この美術館(1809年開館)をつくらせたナポレオンはヴェネツィ派の名画も集めさせたので、ここにはジョバンニ・ベリーニ(1434~1516)のいい作品が展示されている。ベリーニで印象深い作品が集結しているのはヴェネツィアのアカデミア美、ブレタ美、そしてプラド美。

多く描いた聖母像は東方のビザンティンのイコン(聖画像)の影響を受けているのが特徴。だが、正面向きの構図は真似ているが型にはまった感じはなく親しみのもてる聖母と幼子キリストが目の前にいる。2点とも忘れられない傑作でベリーニに最接近できた瞬間でもあった。

また、アカデミア美にいるような気分にさせられるのがベリーニ一族とともにヴェネツィア派の礎をつくったカルパッチョ(1455~1526)、物語の情景がよくわかる大きな画面構成なのでついじっくりみてしまう。3点あったが、横向きに表現された階段の聖母が目に焼きつく‘聖母の神殿奉献’を長くみていた。

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