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2017.04.18

美術館に乾杯! ベルギー王立美 その八

Img_0003     マグリットの‘光の帝国’(1954年)

Img_0004     マグリットの‘キリンの浴槽’(1949年)

Img_0001     デルヴォーの‘民衆の声’(1948年)

Img     デルヴォーの‘ピグマリオン’(1939年)

ベルギー王立美をはじめて訪れたのは2005年、このとき近代絵画で必見作品の上位を占めていたのがシュルレアリストの3人、ダリ(1904~1987)、マグリット(1898~1967)、そしてデルヴォー(1897~1994)、残念なことにダリの‘聖アントワーヌの誘惑’は姿を見せてくれなかったが、ベルギーが生んだビッグ2は存分に楽しむことができた。

当時は同じ部屋にマグリットとデルヴォーは飾ってあったが、今はマグリットは別料金がいる独立したマグリット美術館(2009年オープン)におさまっている。2015年、この美術館の監修でマグリット展が国立新美で開催され所蔵作品が数多く出品された。

マグリットが50歳をこえて描いた最高傑作が‘光の帝国’、連作は10点以上あるが美術の本に載っているのは1954年のもの、ほかのヴァージョンは過去に日本にやって来たがこれはまだ登場してない。2年前に展示されたのはNYのMoMAが所蔵するものだった。

2011年、マグリット美で再度前のめりになってみて心にぐさっときたのが‘キリンの浴槽’、シュルレアリストの創作過程に首をつっこむのは無謀なことだが、ついマグリットはどこからキリンをガラスコップのなかにとじこめることを思いついたのか詮索したくなる。うーん、わからない?

長生きしたデルヴォーはマグリットと同世代、ここには10点くらいあった。比較的大きな絵が多いが、目に焼き付いているのはジョルジョーネやティツィアーノの構図を借りて裸婦を描きその背景に電車を走らせるという奇妙な作品‘民衆の声’とデルヴォーのマザコンをどうしても感じてしまう‘ピグマリオン’。

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