« 外国人も魅了する日本の桜! | トップページ | 美術館に乾杯! ベルギー王立美 その二 »

2017.04.11

美術館に乾杯! ベルギー王立美 その一

Img_0001    ベルギーの首都ブリュッセルにあるベルギー王立美

Img_0003     ロベルト・カンピンの‘受胎告知’(15世紀)

Img_0002     バウツの‘火の試練’(1475年)

Img     メムリンクの‘聖セバスティアヌスの殉教’(1470年)

人気の観光名所をみたりおいしい食べ物にありつくのが旅行の大きな楽しみだが、都市毎の魅力は自ずと差がでる。ベルギーのブリュッセルは楽しい思い出のつまった街、とりわけ忘れられないのが食、この国では美味しいフランス料理がいただけるし、名物のムール貝がある。そして高級ブランド、ゴディバなどのチョコレート。

美術好きな人にはさらに楽しみが重なる。古典絵画や近代絵画がびっくりするほどあるベルギー王立美、アールヌーヴォーの装飾が心を浮き浮きさせるヴィクトル・オルタの邸宅。ベルギー王立美はブリュッセル観光には欠かせない場所で団体ツアーの場合必ず行程に入っており、パリのルーヴルのような存在。

作品は古典絵画、近・現代絵画、そしてマグリットの3つに分かれている。マグリットは以前はデルヴォーと一緒の部屋に飾ってあったが、2009年6月に独立の美術館で展示されるようになり、これをみるためには別料金がいる。2015年、ここの所蔵品がごそっと国立新美にやって来たのは記憶に新しいところ。

ロベルト・カンピン(1375~1440)はフランドル絵画の先駆者と言われる人物で‘フレマールの画家’とも呼ばれる。‘受胎告知’にはヴァージョンが数点あり、そのひとつがNYのメトロポリタンでもみられる。普通、受胎告知の場面は柱廊や聖堂だが、ここではお告げはぐっとくだけて室内。このため、マリアがとても身近に感じられる。

バウツ(1410~1475)の‘火の試練’はとても大きな絵。これは2つのパネルの右のほうで左には‘無実の伯爵の冤罪’が描かれている。‘火の試練’は冤罪で夫を殺された妻が皇帝の前で真っ赤に燃えた鉄棒を手掴みにし夫の無実を立証するところ。誤審を認めた皇帝はすぐさま‘あの男が私にいいよってくるのよ!’と嘘をついた妃を火あぶりの刑にする。それが後景に描かれている。

メムリンク(1440~1494)は2011年、ブリュージュのメムリンク美を訪問し開眼した。王立美にも4点くらいあった。足がとまったのが‘聖セバスティアヌスの殉教’、矢を何本も射られて顔は苦痛にゆがむはずなのに、この聖人はそんな苦しさを表情にださず静かに災難を受け止めている。これぞ宗教心の強さ。

|

« 外国人も魅了する日本の桜! | トップページ | 美術館に乾杯! ベルギー王立美 その二 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65878/65138534

この記事へのトラックバック一覧です: 美術館に乾杯! ベルギー王立美 その一:

« 外国人も魅了する日本の桜! | トップページ | 美術館に乾杯! ベルギー王立美 その二 »