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2017.04.26

美術館に乾杯! アントワープ王立美 その一

Img_0003    ベルギーの大聖堂と主要美術館(拡大図で)

Img_0001     フーケの‘聖母子と天使たち’(1452年)

Img_0002     ファン・エイクの‘泉の聖母子’(1439年)

Img     ファン・エイクの‘聖女バルバラ’(1437年)

2011年12月ベルギーを旅行したとき、アントワープでの楽しい思い出はブリューゲルの‘悪女フリート’を展示しているマイヤー・ファン・デン・ベルグ美と新しくできた美術館MASミュージアムを訪問したこと。ブリューゲルをコンプリートしようと意気込んでいるのではじめての美術館でも地図を頼りにでかけていく。開館前にスタンバって念願のボス風の悪女fフリートと対面した。

そのあと急いだのがこの年ウォーターフロントに完成したMASミュージアム、じつはこの美術館で2011年の9月から2017年秋まで改修工事のため休館するアントワープ王立美が所蔵する作品50点が展示されていたのである。事前にアントワープ王立美にある作品はチェックしていたのでワクワクしながら入館した。

サプライズの絵はフランスのジャン・フーケ(1420~1481)が描いた‘聖母子と天使たち’、色彩がこれほど強烈な聖母子像はみたことがない。まったく異色の宗教画、聖母マリアと幼子キリストをまわりにいる天使たちの色が衝撃的、一人一人が赤と青のインクの入った大きな壺にどぼんと体をつけてからここに参集した感じ。

この赤肌、青肌の天使の色彩効果によって白い姿をいっそう輝かす聖母子が浮かび上がって見える。驚かされるのが細密に描写された真珠やメノウをちりばめた聖母の王冠、そしてその聖母、乳房の形が真ん丸。忘れられない一枚になった。

ボスとブリューゲル同様、ファン・エイク(1390~1441)に200%のめりこんでいる。アントワープ王立美には2点あることはわかっており、それがMASミュージアムに運よく出品されているのだから天にも昇るような気持ち。ともに小さな絵だが目をこらして神業的な写実描写をみていた。

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コメント

初めまして、いつも興味深く拝見しております。今回の絵はとても不思議な絵だと思いました。色彩も独特ですが距離感というか遠近感が謎で目を奪われます。通常の遠近法で描かれた絵ではない感じがしますよね。なんかすごいです
あと一番上の聖母子と天使たちのおっぱいはとても不思議な形ですね

投稿: 坂上某 | 2017.04.26 23:22

to 坂上某さん
はじめまして、フーケの聖母子像は衝撃的でした。
仰るように聖母子、天使たちのシールみたいなも
のを平板的にペタペタ貼っている感じです。

よくみると一番奥にも青肌の天使がじっとこちら
をみています。そして、聖母のお椀をかぶせたよう
な乳房にも驚かされます。

投稿: いづつや | 2017.04.26 23:46

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