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2017.04.03

美術館に乾杯! ウォーレス・コレクション その三

Img_0002     ルーベンスの‘虹のある風景’(1636年)

Img_0001  ティツィアーノの‘ペルセウスとアンドロメダ’(1553~1562年)

Img     プッサンの‘音楽と踊り’(1635~36年)

Img_0003   ヴァン・ダイクの‘マリー・ド・ラエの肖像’(左 1631年)
         ‘フィリップ・ル・ロワの肖像’(右 1630年)

海外の美術館をまわるときは前もってできるだけ多く作品情報を集め、作品毎に見たい度の順位をつけている。ウォーレスの場合、最重要作品はフラゴナールの‘ぶらんこ’とルーベンス(1577~1640)の‘虹のある風景’だった。

ルーベンスが晩年に手掛けたのどかな田園の情景と農民の絵に大変魅了されている。‘虹のある風景’は農民の姿などがブリューゲルの‘干し草の収穫’とよく似ている。虹が上半分にかかる構図に視線が釘づけになりいい気分になったあと、横にうまい具合にぽんぽんと配置された手前の人物と牛たちから農村の生活に思いをはせることになる。

左端では荷馬車が進み、それとすれちがうように娘2人と女たちの気を引こうとしている農夫がこちらに向かって歩いている。ブリューゲルの絵では母親と娘2人が横に進みを家に帰っていた。中央には牛の群れがおり、その横を流れる小川にはアヒルがみえる。また、左の草地に目をやると干し草づくりの真っ最中。この絵に出会ったことは一生の思い出。

ここにあげた4点はみんな2階の広いグレイトギャラリーに飾られているもの。いい絵がここにもあそこにもあるという感じでテンションが一気にあがる。ティツイアーノ(1485~1510)の‘ペルセウスとアンドロメダ’とプッサン(1594~1665)の‘音楽と踊り’も傑作。前半の鑑賞ではロココに心を奪われていたので、目の前にひょいとこんなすばらしい神話画が現れると‘ええー、ティツィアーノやプッサンまでみせてくれるの!’と嬉しくなる。

そして、ヴァン・ダイク(1599~1641)の対になった男女の肖像画にも見とれてしまう。マリー・ド・ラエは1631年に16歳でフィリップ・ル・ロワと結婚した。これは結婚を記念して描かれたもの。夫のフィリップはこのとき35歳。背が高く堂々とした姿が印象深い。

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