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2017.04.08

 ‘茶碗の中の宇宙 楽家一子相伝の芸術’の楽しみ!

Img 初代長次郎の‘赤樂茶碗 銘 太郎坊’(16世紀 重文 裏千家今日庵)

Img_0001     初代長次郎の‘黒樂茶碗 銘 本覚坊’(16世紀)

Img_0002  吉左衛門の‘焼貫黒樂茶碗 銘 とうもくしょうかんをみる’

Img_0003   吉左衛門の‘焼貫黒樂茶碗 銘 晹谷’(1989年)

東芸大美の次に向かったのは東近美、ここも美術館の前の歩道には千鳥ヶ淵へと進む大勢の花見客がいた。東近美では今‘茶碗の中の芸術 樂家一子相伝の芸術’(3/14~5/11)は開かれている。

お目当ては初代長次郎(?~1589)、本阿弥光悦(1558~1637)、そして十五代吉右衛門(1949~)。これまで出会った名碗にどれだけ新たなものが加わるか、期待に胸を膨らませて入館した。長次郎の茶碗が会期中13碗でてくる。はじめてみるのは8つ、そのなかでずっと追っかけていたのは千利休が所持していた‘赤樂茶碗 銘 太郎坊’。ようやくお目にかかれた。

黒より赤の茶碗のほうが見た目は華やかだが、この赤は落ち着いた素朴な赤という感じ。同じ赤樂茶碗の‘無一物’よりはこちらのほうがずんぐりし安定感がある。そして、黒樂茶碗の‘本覚坊’も存在感のある茶碗だった。これだけ長次郎がみれたので言うことなし。済みマークをつけることにした。

光悦の茶碗は‘黒樂茶碗 銘 雨雲’(重文)など6点、いずれもすでにみているのでさらっとみて吉右衛門へ急いだ。後半はまさに‘吉右衛門展’、全部で62点(会期中)。一部は展示があわずみれないが、ショーアップされた展示によって吉右衛門の茶碗の魅力が最大限に発揮されている。

どれも足が止まるが、長くみていたのは‘焼貫黒樂茶椀 銘 とうもくしょうかんをみる’(2005年 佐川美)、茶碗の形は吉右衛門が好きな光悦風の半筒形、だが、色は吉右衛門流の緑や茶色が響き合うシャープさと深みが絡まったもの。同じ造形の‘暘谷(ようこく)’では河井寛次郎の色彩美を連想させる赤と黒が見事なハーモニーで個性をぶつけ合っている。

これほどの名碗がずらっと揃うやきもの展は滅多にみられない。ミューズに
感謝!

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