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2017.03.17

アール・ヌーヴォーの煌めき ミュシャ様式!

Img_0002     ‘黄道十二宮’(1896年 堺市)       

Img     ‘ラ・ナチュール’(1899~1900年 堺市)

Img_0001     ‘クオ・ヴァディス’(1904年 堺市)

Img_0003     ‘ヒヤシンス姫’(1911年 堺市)

画家でも陶芸家でもつきあいがぐっと深まるのは回顧展に遭遇したとき。ミュシャの回顧展は幸運にもこれまで2005年(東京都美)と2010年(三鷹市美術ギャラリー)にみることができた。そのため、今回‘スラブ叙事詩’のあとの展示コーナーではお馴染みのアールヌーヴォー調のミュシャ様式を楽しむことになった。

どうしても足がとまるのが‘黄道十二宮’、心をウキウキさせる女性の整った顔立ちはCMによくでてくる佐々木希ちゃんをつい連想してしまう。おもしろい形をしているのが顔の前後にのびる金髪、まじめにみると乱れすぎているようにも感じるがすぐに美女がもっている魔力がそれをかき消す。

2010年にみた彫刻‘ラ・ナチュール’もじっとみてしまう。頭部の装飾は‘黄道十二宮’の模様が造形されている。図録にはこの彫刻の横に蛇のブレスレットと指輪が載っているが、どうも見逃したらしい。でも、前回じっくりみたのでご愛敬。

収穫は前回展示がされなかった‘クオ・ヴァディス’。こんな鑑賞欲をそそる絵が1980年にシカゴで発見されるまで行方不明だったとは。堺市蔵のコレクションではこの絵とミュシャが‘スラブ叙事詩’を描く前に仕上げた‘ハーモニー’がリカバリーできたのはついていた。おかげで堺市まで出かけることがなくなった。

ミュシャがチェコに帰国して1年後に手がけた‘ヒヤシンス姫’も忘れられない一枚。花が好きな人はすぐ反応することだろう。頭部には赤いヒヤシンスの花を飾り、手に持っている輪の装飾にもヒヤシンスの模様が使われている。

‘スラブ叙事詩’ との関連でいうと、この姫のモデルは‘東ローマ皇帝として戴冠するセルビア皇帝ステファン・ドゥシャン’の最前列に描かれている女性とよく似ている。

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