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2017.03.09

美術館に乾杯! プラハ国立美 その七

Img     シャガールの‘サーカス(女馬乗り師)’(1927年)

Img_0003    レジェの‘恋人たち’(1952年)

Img_0001     ドランの‘座る女’(1920年)

Img_0002    ヴァン・ドンゲンの‘裸婦’(1905年)

数多くいる画家に対する人々の関心の度合いは世の中の動きとおおいに関連がある。美術館が観客数を意識して回顧展やテーマ展を頻繁に開催するルネサンスや印象派は画家への思い入れはどんどん強められていく。その一方で、いくらビッグネームでも開かれる回顧展の間隔が空いてくると印象がややもすると薄れてくる。

今そんな思いでみている大物がシャガール(1887~1985)、6,7年くらい前まではシャガールの油彩や版画がよく展示された。そのため、手持ちの図録が多い画家だった。ところが、最近は昨年のポンピドーセンター名品展でお目にかかったくらいでまとめてみる機会が本当に少ない。今はアンリ・ルソーの人気が上回っている感じ。

プラハには画集に載っている有名な作品がある。‘サーカス(女馬乗り師)’は画商のヴォラールの依頼で描かれたもので、40歳のシャガールは何度もサーカス小屋に通っている。サーカスにすっかり魅せられ主要テーマのひとつになり、そこには空中を飛んだり逆さになったりする人物や動物が定番のように登場してくる。

レジェ(1881~1955)はポンピドーやMoMAへ行くと輪郭のはっきりした彫刻のように描かれた男女の幸せそうな光景にでくわすが、そんな機会がなければレジェにはほとんど縁がない。一度回顧展を遭遇したが、それはずいぶん前のこと。晩年の作品‘恋人たち’をみると大きなレジェ展を期待したくなる。果たして?

野獣派のドラン(1880~1954)はパリのオランジュリー美にある作品をすぐ思い出す。広島にいるときこの美術館の名品展があり、道化師や帽子をかぶった夫人像をえがいたとてもいい絵がやって来た。これと同じくらい心に刻まれているのがプラハ美の‘座る女’、このリアルな存在感に言葉を失ってみていた。

オランダ人のキース・ヴァン・ドンゲン(1877~1968)はお気に入りのフォービスム画家、マティスのように緑の線を大胆に使った‘裸婦’から放たれた強い磁力に体がぐいぐい引き込まれた。

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