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2017.03.11

美術館に乾杯! プラハ国立美 その九

Img_0003   ミュシャの生地 モラヴィア地方イヴァンチッツェ

Img       ミュシャの‘スラーヴィア’(1908年)

Img_0002      ミュシャの‘チェコの心’(1917年)

Img_0001     ミュシャの‘サマリアの女’(1920年)

Img_0004     ‘聖ヴィート大聖堂のステンドグラスの窓’(1931年)

チェコの国民に親しまれているミュシャ(1860~1939)の絵がみられるのはプラハ城のなかにある聖ヴィート大聖堂のステンドグラス、プラハ国立美分館(ヴェルトレズニ宮殿)、プラハ市美、そして1998年に開館したミュシャ・ミュージアム。

プラハの街を自由散策するとき、参加者のなかにはミュシャ・ミュージアムへ行きポスターを数枚買っていた女性がいた。ミュシャが好きな友人にあげるのだという。われわれが出かけたプラハ美の分館には有名な‘ジスモンダ’などのポスターも飾ってあったが、息を呑みようなすばらしい油彩に出会った。それはミュシャが1910年チェコに帰国したときに携えてきた‘スラーヴィア’

スラーヴィアは古くからスラブ民族が信仰してきた美の女神。髪に飾っているのはチェコの国の花である菩提樹の冠、そして手にはスラブ民族の連帯を表す輪をもっている。右下のギョッとするダーク色の鷲はオーストリアハプスブルク家の象徴、スラブ民族が団結して外国の支配から立ち上がるというメッセージをこめている。

この絵はアンリ・ルソーの‘私自身、肖像=風景’同様、西洋絵画が好きな人とお酒を飲み話が盛り上がるとつい調子にのってみたことを自慢し‘どや顔’になる絵。本当に一生の思い出である。ほかには日本にやって来た‘チェコの心’や‘サマリアの女’も心を打たれる。

国立新美で8日からはじまった‘ミュシャ展’は来週出かけることにしている。お目当ての‘スラブ叙事詩’全20作品は2012年の5月から2013年の12月までプラハ美で展示されたが、それと同じことが日本で実現した。まったく夢のような話。ワクワクしている。

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コメント

ミュシャ展&テレビ情報

初日に行った人の情報では、かなり混んでいるようです。(下記アドレスのブログ参照。)少なくとも土日祝日は避けた方がよいと思います。
http://blog.goo.ne.jp/k-caravaggio/e/d9d419daddfd12f48448cd044204d464
なお、ご存知かもしれませんが、3月16日夜10時25分からNHK総合テレビで「華麗なるミュシャ 祖国への旅路」(案内は女優の多部未華子)という番組があります。

私は一昨日に地元の自治体主催で都美の小林学芸員によるティツィアーノとヴェネツィア派展の講演会、そして昨日はその記憶が薄れないうちに都美でティツィアーノを見てきました。金曜日なので夜8時近くまで粘っていましたが、午後になってもガラガラに空いていました。

投稿: むろさん | 2017.03.12 23:50

to むろさん
‘スラブ叙事詩’の話題がどんどん大きくなってま
すね。これから相当混みそうですね。情報ありが
とうございます。3/26のNHK総合は楽しみです。

ティツィアーノの回顧展といっても20点も30点
も集められませんので、7点でも十分ですね。
カポディモンテからいいのが3点も出品されました
から楽しめました。

日曜美術館に小林学芸員は出演してましたね。
いいこと言ってました。

投稿: いづつや | 2017.03.13 01:07

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