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2017.02.12

美術館に乾杯! ミュンヘン アルテ・ピナコテーク その一

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Img_0003    ダ・ヴィンチの‘カーネーションの聖母’(1475年)

Img     ラファエロの‘カニジャーニの聖家族’(1508年)

Img_0001   フラ・アンジェリコの‘キリストの埋葬’(1438~40年)

若い頃スイスのジュネーブに住んでいたとき、クルマでミュンヘンへ行きアルテ・ピナコテークへ入った。今から35年前のこと。これだけ時が流れると記憶はほとんど残っておらず、この古典絵画を集めた美術館がどんな建物だったかすっかり忘れている。

この美術館の前には近代絵画を展示しているノイエ・ピナコテークがあるのだが、当時はまだ美術館へ行くといってもパリを観光したら必ずルーヴルを訪問するような感覚だったので、ミュンヘンの有名な美術館はアルテだけと思っていた。

今は絵画の情報はたっぷりゲットしノイエにはゴッホのひまわりやマネが描いた息子の絵などみたい作品がいくつもあるのでノイエをパスしたのは残念でならないが、こういう鑑賞と関心のズレはどうにもならない。また、ふたつの美術館のすぐ近くにはレンバッハハウスや古代彫刻美などがあるので、2度目のミュンヘン旅行をいつか実現したい。

アルテ・ピナコテークがすごい美術館だったというイメージが出来上がったのはでデューラーやルーベンスの傑作をみたこともあるが、なんといってもダ・ヴィンチ(1452~1519)がありラファエロ(1483~1520)があったから。ウィーン美術史美やドレスデン美には同じくらい感激するラファエロがあるが、ダ・ヴィンチはない。そして、エルミタージュにはダ・ヴィンチもラファエロもあるが、ラファエロは特◎ではない。

美術館でダ・ヴィンチ、ラファエロをみれるのは特別な鑑賞体験。だから、‘カーネーションの聖母’と‘カニジャー二の聖家族’を夢中でみた。ラファエロはもう一点ひとまわり小さい‘テンピの聖母’もある。次ここへ来たら時間をかけて画面の隅から隅までみるような気がする。

フラ・アンジェリコ(1395~1455)の‘キリストの埋葬’はみれどみてない状態の作品、まだフィレンツェのサン・マルコ美にある代表作‘受胎告知’にお目にかかってないときだから、記憶にひっかかりようがない。

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コメント

私も、34年前に一度だけアルテ・ピナコテークを訪れたことがあります。ミュンヘン滞在は一日だけで、ルネサンス・バロック絵画を何よりも見たかったので、私もノイエ・ピナコテークには行かず、アルテ・ピナコテークだけ時間を取って全館をゆっくり回りました。ずいぶん昔のことですが(笑)、懐かしく思い出します。

アルテ・ピナコテークの画集を持っているので、ときどき見て楽しんでいますが、ここのイタリア絵画は数は多くはないものの粒ぞろいですね! フィリッポ・リッピの『受胎告知』が特に好きですが、ほかにもお気に入りの作品がいくつもあります。

『カーネーションの聖母』は、エルミタージュの『ブノワの聖母』と制作年が近いようですが、後者のキリストは頭が異様に大きくて違和感を持ちますが、前者のキリストのほうはずっと自然に見えます。

『カニジャーニの聖家族』は、ウィーン、ウフィツイ、ルーヴルの聖母子と聖ヨハネの三人に聖ヨセフ、聖エリザベツを加えて、より複雑な構図ですが、完璧にまとまっていると思います。後世に塗りつぶされていた天使がX線検査で発見され、描きなおされたそうですが、ほかのラファエロの聖母子画とは違う趣きがいいですね。

フラ・アンジェリコの『キリストの埋葬』はシンプルですが、安定した構図の中にしみじみとした敬虔な感情が表現されていますね。ウェイデンは、この作にインスピレーションを受けて、ウフィツィにある『キリストの埋葬』を描いたそうです。

投稿: ケンスケ | 2017.02.14 20:53

to ケンスケさん
同じころミュンヘンを訪問したようですが、
われわれは観光客気分の絵画鑑賞でした。

アルテピナコテークはイタリアルネサンスの
ビッグネームの作品がこれほど揃っているの
ですからまさにブランド美術館ですね。

ですが、当時はダ・ヴィンチとラファエロ
ぐらいしか目がいきませんでした。

投稿: いづつや | 2017.02.15 00:25

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