二度目の‘春日大社展’!
東博で開催中の‘春日大社展’(~3/12)は残り2週間となった。後期に一番のお目当てである‘本宮御料古神宝類 蒔絵箏’が登場するのでワクワク気分で出かけた。
この見事な蒔絵の箏の存在を知ったのは1998年に発行された‘週刊朝日百科 日本の国宝 春日大社’を買ったとき。見開き頁に大きく載った甲板に蒔絵で表された流水文様をみていつか本物をこの目でと強く思った。その願いが19年経ってようやく実現した。これほど嬉しいことはない。
目を釘づけにさせるのが大胆にそして柔らかく曲げられた流水の形。この造形感覚がまったくスゴイ、そして流れにそって元気よく飛んでいる鳥たち、槽の端のところには鴛鴦もみえる。この箏を二度とみることはないだろうから単眼鏡を使いながら隅から隅までじっくりみた。
もう一点、期待していたのがあった。国宝の‘赤糸威大鎧(竹虎雀飾)’、前期に展示された同じく国宝の‘赤糸威大鎧(梅鶯飾)も感激したが、この大鎧はさらに見事な出来栄え。こんな美しい兜、鎧があったのか!豪華さを演出しているのが赤と黄金の組み合わせ、国宝の鎧をかなりみたが、これが群を抜いていい。一生の思い出になる。
春日大社といえば鹿、通期で展示されている‘鹿図屏風’にもまた足がとまった。
念願のお宝がたくさんみれて200%満足した。ミューズに感謝!
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