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2017.01.08

美術館に乾杯! エルミタージュ美 その一

Img      ダ・ヴィンチの‘べヌアの聖母’(1478年)

Img_0004     ミケランジェロの‘うずくまる少年’(1530年代)

Img_0001     ラファエロの‘コネスタビレの聖母’(1503年)

海外にある大きな美術館は2度訪れることを目標にしている。現在、これが果たせてないのがロシアのサンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美とシカゴ美。憧れのエルミタージュへ行ったのは1999年、それから18年も経った。なんとかもう一回あのすばらしい宮殿に入りたいと思っている。

‘世界三大美術館’をあげろといわれたら、すぐルーヴル、ロンドンのナショナルギャラリー、そしてエルミタージュと答える。正月のNHK特番にルーヴルが登場し名画の数々を紹介していたが、エルミタージュにもびっくりするほどいい絵がずらっと並んでいる。

イタリアルネサンスのど真ん中にいるダ・ビンチ(1452~1519)、エルミタージュには2点ある。聖母マリアが少女のように描かれている‘ベヌアの聖母’と‘リッタの聖母’、これをみたときエルミタージュって本当にすごい美術館なんだと思った。‘ベヌア’が印象深いのは幼児イエスの頭がやけに大きいから。変な言い方だが子どもが超肥満児を生んだのかいな、という感じ。

ミケランジェロ(1475~1564)が彫った作品でイタリア以外にあるのは3点、お目にかかった順番でいうとベルギーのブリュージュにあるノートルダム聖堂に飾ってある‘ブリュージュの聖母’、エルミタージュの‘うずくまる少年’、そしてロンドンの王立美術アカデミーが所蔵する‘聖母子と幼児聖ヨハネ’。

2010年トンドのレリーフ‘聖母子と幼児聖ヨハネ’にたどりつきミケランジェロのコンプリートが完成したのは、遠いサンクトペテルブルクまで出かけて‘うずくまる少年’をみていたからこそ。だから、この彫刻には強い思い入れがある。

エルミタージュはラファエロ(1483~1520)もダ・ヴィンチと同じく2点しっかり所蔵している。小品の‘コネスタビレの聖母’と‘聖家族’。ラファエロはやはり古典絵画にとっては欠かせないピース、エルミタージュだけでなく大きな美術館はプラドでもメトロポリタンでもワシントンナショナルギャラリーでも複数の作品を揃えている。

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コメント

エルミタージュは行ったことがないので、数年後に一度サンクトペテルブルクとモスクワで美術館を巡ってみたいと思っています。

ビデオ、テレビ、本などで見てきた限り、エルミタージュは、何日も費やせそうな壮大な美術館ですね!

ご存知かもしれませんが、3月18日から森アーツセンターギャラリーで『エルミタージュ美術館展』がありますね。何度も日本でエルミタージュの展覧会がありましたが、今回はルネサンスから18世紀までの展示のようです。

『ブノアの聖母』は、モデルがいるように思うのですが、どうなのでしょう。ただ退色しているようなので、描かれた当時はどんなに素晴らしい色だったのだろうかと想像します。

『リッタの聖母』は、下絵はともかくとして彩色は弟子の手になると言われますが、いづつやさんはどう思われますか。

投稿: ケンスケ | 2017.01.09 12:27

to ケンスケさん
エルミタージュには5時間いたのですが、すべて
はまだ見れていません。二度目のときはそういう
ものをリカバリーしようと思ってます。図録は
3つも買い込みましたが、見損なったものも結構
あります。

‘ブノアの聖母’のモデルはフィレンツにいた若い
女性というような説明になってます。‘リッタの聖母’
は金髪の描き方はダ・ヴィンチという感じなんで
すが、顔との接合部分がちょっと不自然ですね。
これが強く印象に残ってます。真作ではないかも
しれませんね。

投稿: いづつや | 2017.01.10 00:42

ダ・ヴィンチ当時は乳児の死亡率が高く 皆、神に祈るのみ だったそうです。
そんな中‘元気な乳児’は、憧れでした。
多くの母親は もう‘キリストのデブの赤ん坊像’ を、見ただけで
涙を流したそうです。
マリアは キリストの恋人のように表現されること が、ありますね。

私はロシアには行った事がありません。
一度いってみたいと思ってます。
御一緒しませんか。

投稿: Baroque | 2017.01.11 21:18

to Baroqueさん
‘ブノアの聖母’の幼子キリストは元気いっぱいな
赤ちゃんですね。おっしゃるようにこんなビッグ
な赤ちゃんなら病気のほうから退散してしまいそ
うですね。

エルミタージュ再訪の優先順位があがってきたら
お話させてもらいます。

投稿: いづつや | 2017.01.12 00:07

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