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2017.01.20

サプライズ! 東京都庭園美の‘並河靖之展’

Img     ‘四季花鳥図花瓶’(1899年 三の丸尚蔵館)

Img_0001     ‘桜蝶図平皿’(明治中期 京近美)

Img_0002     ‘龍文瓢形花瓶’(明治中期 ギャルリー・グリシーヌ)

Img_0003     ‘藤草花文花瓶’(明治後期 並河靖之七宝記念館)

18日の美術館巡りは4館足を運んだが、最後に寄ったのが東京都庭園美。新館ができてもう3年くらい?経っているがなかなか来る機会がなかった。久しぶりの訪問なのでJR目黒駅からの道順がちょっと不安だったが、歩き出すとだんだん美術館までのイメージが湧いてきた。

ここで今行われているのは七宝界の神様みたいな存在だった並河靖之(なみかわやすゆき 1845~1927)の回顧展(1/14~4/9)。この展覧会の情報が入ってきたのはほんの一ヶ月前、まさか並河靖之展に遭遇するとは思ってもいなかった。

今回でているのは全部で93点、名品がすべて集まったという感じ。日本だけでなくイギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博からもたくさん出品されているのだからたまらない。おそらく30年に一度クラスの回顧展、だから一点々噛みしめながらみた。

まず入ってすぐの部屋に最高傑作‘四季花鳥図花瓶’が飾ってある。黒地に映える緑の紅葉と鶯は何度みても感動する。並河の繊細な感性が漆黒の背景というのがこれほど美を演出してくれることを気づかせてくれた。そして円形の‘桜蝶図平皿’でも緑の地が強く印象に残る。中心で浮き上がる蝶はその精緻な描写からすると蛾のイメージに近い。

はじめてお目にかかったもので思わず足がとまったのが‘龍文瓢形花瓶’、同じ龍をモチーフにした花瓶がもう一点あったが、並河の七宝というと花鳥図を連想するのでこの龍の出現には驚いた。こういう異色の作品があったとは!

藤を描いたものが7点あった。そのなかでぐっと曳きこまれたのが‘藤草花文花瓶’、描かれた垂れ下がる紫と白の藤の花と長い花瓶の形がぴったり合っている。じっとみていると昨年12月根津美でみた応挙の藤の絵が重なってきた。

なお、この展覧会はこのあと二つの美術館を巡回する。
・伊丹市立美 9/9~10/22
・パラミタミュージアム(三重県) 10/28~12/25

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