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2017.01.10

美術館に乾杯! エルミタージュ美 その三

Img     カラヴァッジョの‘リュート弾き’(1595年)

Img_0001     ホントホルストの‘幼少期のキリスト’(1620年)

Img_0002     ダイクの‘自画像’(1623年)

Img_0003     プッサンの‘ポリュペモスのいる風景’(1649年)

エルミタージュに出かけたのは1999年のことだから、それまでにみたカラヴァッジョ(1571~1610)の作品はほんの片手くらいのとき。だから、ここに飾ってある‘リュート弾き’の驚くべき写実描写をみたときはカラヴァッジョが一生つきあっていく画家になるような気がした。そして、2年後岡崎美で日本ではじめて開かれたカラヴァッジョ展にめぐりあった。

カラヴァッジェスキのなかでとくに魅了されているのがジェンティレスキとホントホルスト(1592~1656)、ホントホルストに開眼したのはずっと後なのでその頃はその名前は知らない。そのため図録に載っている‘幼少期のキリスト’にそれほど心が揺れなかった。

画家のイメージが変わったのはロンドンのナショナルギャラリーで‘大祭司の前のキリスト’をみてから。それ以降‘幼少期のキリスト’への思いがだんだんつのっていったが、3年くらい前開かれたエルミタージュ美展に運がいいことにこの絵が含まれていた。まさに‘待てば海路の日和あり’。

エルミタージュにはダイク(1599~1641)の絵が20点くらいあるそうだが、‘自画像’が自慢の一枚かもしれない。こんなイケメンなら当時の美術界の貴公子みたいな存在だったにちがいない。そのさっそうとした姿は忘れようがない。

プッサン(1594~1665)の‘ポリュペモスのいる風景’はみたのかもしれないが記憶にまったくない。ダ・ヴィンチやレンブラントなどへ関心がいっていたのでみれどみず状態だったのだろう。2008年メトロポリタンですばらしいプッサン展に遭遇したので、次にエルミタージュを訪れるときは12点展示されているというプッサンにしっかりむかいあいたい。

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コメント

『リュート弾き』は実見したことがないのですが、文句なしにカラヴァッジョの初期の傑作ですね。特に静物の描写は、ネットや画集で見ても圧倒されます。

ホントホルストは、カラヴァッジェスキの中でも光の明暗表現で群を抜いていると思います。『幼少期のキリスト』は3年前の『エルミタージュ展』で見て、私も印象に残っています。

プッサンの『ポリュぺモスのいる風景』は、シュールで幻想的な光景にとても惹かれます! 

投稿: ケンスケ | 2017.01.12 20:36

to ケンスケさん
2010年、ローマであったカラヴァッジョ展で
‘リュート弾き’と再会できたのは大きな喜びです
。花やリュートの見事な質感描写に目が点になり
ます。

プッサンの絵は事前にみたNHK番組であまり出て
こなかったので注意がいかずじまいでした。惜しい
ことをしました。

投稿: いづつや | 2017.01.12 23:44

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