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2017.01.31

美術館に乾杯! ウィーン美術史美 その九

Img_0002     ベラスケスの‘王女マルガリータ(3歳頃)’(1654年)

Img_0001     フェルメールの‘絵画芸術’(1666年)

Img_0003     レンブラントの‘読書する息子ティトゥス’(1657年)

Img     チェッリーニの‘サリエラ’(1543年)

マドリードのプラド美へ行くと誰もがまず目指すのがベラスケス(1599~1660)の傑作‘ラス・メニーナス’、この絵の主役をつとめる王女マルガリータの可愛い姿をみるとわざわざスペインまで足を運んだ甲斐があったなとつくづく思う。

このときマルガリータは5歳。ベラスケスがマルガリータをはじめて描いたのは王女が3歳のとき。この絵がウィーン美術史美にある。ふっくらした幼な顔のマルガリータも本当にカワイイ。日本で行われたウイーン美術史美展はこれまで4回くらい体験したが、マルガリータというとやって来るのは8歳のとき描かれた‘青衣の王女マルガリータ’ばかり、確か2度みた。そして、6,7年くらい前ようやく3歳のマルガリータが登場した。まさに真打のお披露目という感じだった。

人気のフェルメール(1632~1675)の‘絵画芸術’はブリューゲル同様、美術館のお宝中のお宝。日本にお出ましいただきたいが難しそう。以前来日のうわさがあったが、コンデイションが懸念され実現しなかった。その状況は今も変わってない。

レンブラントは4、5点みた。自画像2点と母親と息子のティトゥスを描いたもの。女性的な雰囲気をもつティトゥスは日本に展示されたような気がする。

2006年の1月、盗難にあったウイーン美術史美蔵の金細工‘サリエラ’が発見されたという記事が新聞に載った。2003年この美術館を訪問したとき、フィレンツェで活躍した彫刻家チェッリーニ(1500~1571)がフランソワ1世のためにつくった金の塩容れをみようと意気込んでいた。ところが、でかけた8月の3ケ月前に盗まれていた。その情報はまったく知らなかったのでガックリ。

今は彫刻や工芸などが飾られている部屋でみれるはず。この‘サリエラ’をみないとウィーン美術史美は済みマークとはならない。ミューズのお力を借りてなんとかこの目でと思っている。

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コメント

フェルメールの『絵画芸術』は、2004年に都立美術館で開かれた『栄光のフランドル・オランダ絵画展』に出ていました。当時はアメリカに住んでいて、夏に帰国した折、見たのですが館内には人もそれほど多くなく、『絵画芸術』の前に一人で立てて、ラッキーでした!

左手前の厚手のカーテンが奥の光溢れる情景を際立たせていますね。特に壁の色調の変化は、フェルメールの独壇場ではないでしょうか。

ベラスケスの『三歳の王女マルガリ―タ』も、2007年に国立新美術館で開かれた『ウィーン美術史美術館所蔵静物画展』で再会しましたが、ウィーンにあるマルガリ―タ王女の作品中、この三歳の時のものが一番魅了されます。

ピンク、ブルー、グレーのタッチの魔術的美しさ、そして花瓶はルノワールを先駆する見事な描写だと思います。

投稿: ケンスケ | 2017.02.01 22:21

久し振りに投稿します。

作年9月にカラヴァッジョやブリューゲル、クリムトなどを見にウィーン美術史美術館へ行ってきました。チェリーニの塩容れも当然目的の一つであり、工芸品のコーナーにありました。

面白かったのは美術館の入口前(自然史博物館側)に黄金に輝く大きな塩容れ?(但し人物像はなし)があり、よく見ると発泡スチロールのようなハリボテで階段もついていて、上には椅子が2つ・・・早速登って記念撮影しました。(気分はポセイドン! 裸にはなっていませんが)。ヨーロッパ人の観光客も上に乗って写真を撮ってました。この塩容れの拡大バージョンは下記HPに写真が載っていますので、ご覧ください。
https://www.wien-kanko.com/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%93%E3%81%BC%E3%82%8C%E8%A9%B1/%E7%B5%B5%E7%94%BB%E3%81%A8%E5%BD%AB%E5%88%BB/

投稿: むろさん | 2017.02.01 23:01

to ケンスケさん
‘絵画芸術’は2004年、東京都美で公開され
ましたね。忘れてました。二度目の来日があり
そうで流れたのは3,4点出品されたフェル
メール展の時の話でした。

ベラスケスの‘王女マルガリータ’は衣裳の
薄ピンクと灰色の組み合わせがいい感じですね。
ベラスケス万歳!です。

投稿: いづつや | 2017.02.02 01:49

to むろさん
ウイーン美術史美へ行かれましたか!カラヴァッ
ジョ3点も楽しまれたのでしょうね。そして、
‘サリエラ’、この塩容れを見るのが次回ウイーン
旅行の一番の目的になりそうです。

この作り物で皆を楽しませる演出があったとは、
心がウイーンに飛んでいきます。

投稿: いづつや | 2017.02.02 02:00

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