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2016.12.26

今年刊行された‘行動経済学’の本!

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美術館巡りの数が少ないとき、必ず寄ることにしているのがJR東京駅前の‘OAZO’ビルにある丸善、年間に購入する本の6割くらいはここで買っている。ほかは八重洲ブックセンター、横浜そごうにはいっている紀伊国屋、そして散歩の途中に入る本屋さん。

今年刊行された‘行動経済学’を3冊読んだ。2014年4月に放送されたNHKEテレの白熱教室‘お金と感情と意思決定’に登場したダン・アリエリー教授(デューク大学)の‘人生相談室’はウォールストリート・ジャーナルに連載したコラムがもとになっており、人々が寄せた質問に教授が行動経済学や心理学の観点から明快に答えている。

アメリカ人が悩んだり思っていることも日本人とそう変わりないなという話もあれば、彼らはそんな発想をするのかと驚くことも多くある。日本人はこの話に納得するか知りたくなることがあったのでひとつ紹介したい。

教授が質問者へ回答しているのは‘無為への嫌悪’という現象、これは効率性と待ち時間にまつわるとてもおもしろい話。

ある航空会社は乗客の到着ゲートと手荷物用ターンテーブルの距離に着目し、飛行機の到着ゲートに一番近いターンテーブルに手荷物が出てくるようにした。以前は旅行客は飛行機から降りて長い距離を歩き、ターンテーブルに着くとすでに荷物が待っていることもあった。

新システム導入後は到着ゲートにずっと近いターンテーブルに荷物が届くようになり、乗客は少しだけ歩いてターンテーブルまで行って荷物が出てくるのをしばらく待つようになった。ところが新システムは大不評だった。なぜなら、彼らはその場に立ったまま荷物を待たなくてはならなくなったからだ。手持ちぶたさの状態はあまりにも苦痛だと、乗客から苦情が殺到したため。航空会社は効率的なアルゴリズム(最適手順)を放棄したという。

飛行機を降りて手荷物をとるときターンテーブルが近いところにあるほうが歩かなくてすみ楽でいいと思うのだが、アメリカ人はずっと何もしないで待っているのが嫌らしい。ほかの日本人はどっちがいいと思うだろうか。

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