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2016.11.27

ティツィアーノの‘ダナエ’と‘マグダラのマリア’!

Img_0001     ‘ダナエ’(1544~46年 ナポリ カポデイモンテ美)

Img     ‘ダナエ’(1551~53年 マドリード プラド美)

Img_0003    ‘マグダラのマリア’(1533年 フィレンツェ ウフィッツイ美)

Img_0002    ‘マグダラのマリア’(1560年代 エルミタージュ美)

今年の8月から10月にかけて国立新美でアカデミア美が所蔵するヴェネツィア派の作品が公開されたが、この続きが来年はじめ東京都美である。チラシに嬉しさがこみあげてくる作品が載っている‘ティツィアーノとヴェネツィア派展’(1/21~4/2)。

ナポリのカポディモンテ美はティツィアーノのいい絵やカラヴァッジョ、ブリューゲルなど質の高い作品があることで有名な美術館、一度そのコレクションが日本にやって来たが、そのときはティツィアーノは‘マグダラのマリア’1点だけだった。

ところが、今回はそんなに貸し出してくれるの?というほど太っ腹、‘ダナエ’、‘教皇パウルス3世の肖像’、そして再来日となる‘マグダラのマリア’の3点がでてくる。だったら、もうひとつ‘パウルス3世とその孫アレッサンドロ、オッタヴィオ・ファルネーぜ’も加えてといいたくなるがこれは強欲というもの。

6月に訪問したマドリードのプラド美では駆け足でヴェネツィア派を楽しんだが、思わず足が止まったのがティツィアーノの‘ダナエ’とティントレットの大作‘使徒の足を洗うキリスト’、‘ダナエ’はこれまで幸運なことにウフィッツイ美とエルミタージュ美にある2つのヴァージョンをみた。

カポディモンテにあるのは最初に描かれたもので黄金の雨に変装したゼウスをダナエとともにみているのはキューピッド、このキューピッドがあとのヴァージョンでは老婆に変わっている。早くカポディモンテのものがみたい!

‘マグダラのマリア’については、ウフィッツイ美にあるものが第一作ではちきれんばかりの豊満な体をしたマグダラのマリアが画面いっぱいに描かれている。これにたいし30年くらい後に描かれたエルミタージュとカポディモンテにあるものはマグダラがすこし小さくなりまわりの背景にも目がいくような構成になっている。また、マグダラの目がうるうるになっているのも大きな違い。

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コメント

来年の『ティツィアーノとヴェネツィア派展』は、豪華ラインナップですね。

実は、確か44年前にきたモナリザを別とすると、私が初めて行った西洋絵画展は、36年前国立西洋美術館で開かれたイタリア・ルネサンス絵画展でした。その時、カポディモンテ美術館所蔵のティツィアーノの『マグダラのマリア』があって、魅せられて絵葉書を買ったことよく覚えています。

私が最初に西洋絵画に関心を持ったのは、イタリア・ルネサンスに惹かれたからなのですが、今でもイタリア・ルネサンス絵画は一番惹かれます。

『ティツィアーノとヴェネツィア派展』の特設サイトで見る限り、カポディモンテの『マグダラのマリア』もウフィツィの『フローラ』も見事に修復されたようですね!実物を見るのが楽しみです。

ウフィツイ美術館は大幅に拡張されて、部屋も次々に一新されているようですが、数年後には再訪したいです。

投稿: ケンスケ | 2016.11.28 21:35

to ケンスケさん
カポデイモンテの‘マグダラのマリア’はそんな前
にやって来ましたか!3度目は修復をきっちり
行って登場の運びとなるのですね。楽しみです。

ウフィッツイ美が拡張していることは初耳です。
ブランド美はどこも展示室のグレイドアップを進め
てますが、こうした鑑賞環境の改善によりアートが
生活のなかの一部になっていくのはいいことですね。

投稿: いづつや | 2016.11.29 00:52

ウフィツィ美術館は、以前最上階の3階だけが展示スペースでしたが、今では2階も全面的に展示スペースにしたとか(工事は、ほぼ完了している模様)。

展示スペースが2倍になって、収蔵庫にあった多数の絵画が展示室に掛けられているようです。特に17世紀のバロック絵画の数々が新たに展示されているみたいです。

また3階の展示室も新たに改修されて、ネットで見る限り、見違えるようになっています! ボッティチェリの『春』や『ヴィーナスの誕生』も、まったく新しい展示方法になっています。

投稿: ケンスケ | 2016.11.29 20:30

to ケンスケさん
以前2階は一部展示されていたような気がしますが、
全部展示されるようになったのですか。大改造ですね。
新オルセー同様、ウフィッツイにもまた出かけたくなり
ました。

投稿: いづつや | 2016.11.29 23:37

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