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2016.11.13

近代日本美術の煌き! 2013年(平成25)

Img     吉岡徳仁の‘レイオブライト’

Img_0001     中島宏の‘青瓷彫文壺’

Img_0002     川北良造の‘欅造方盛器’

現代アートでクリスタル作品が大きな注目を集めていることはわかっている。でも、そうしたものに接する機会はほとんどない。NYとかパリとかミラノにあるファショナブルな店舗とか富裕層の豪邸に出入りすることができればそうした世界を垣間見れそうだが、それが実現する可能性は限りなくゼロに近い。

人気のアーチスト、吉岡徳仁(とくじん、1967~)の‘レイオブライト’は普段は縁のない宝飾品が並んだ展示空間に紛れ込んだような気にさせてくれる作品。オルセーの新印象ギャラリーに設置されたガラスのベンチといいこの作品といい、吉岡の豊かな造形感覚と創作のアイデアは時代を突き抜けている。また最新作と巡り合いたい。

中島宏(1941~)は今年75歳、15年くらい前から知っている陶芸家であるが、今もあらたな青磁を生み出そうと制作を続けている。彫りによる独特な装飾模様が得意で‘青瓷彫文壺’も凹凸の模様が一つの形で繰り返されるのではなく変容しながら無限に広がるイメージをもっており強く惹きつけられる。

NHKの美術番組で工芸に的を絞った‘美の壺’と‘イッピン’をよくみているが、竹細工や木工品が取り上げられるときはとりわけ夢中になる。木工品の魅力はあの木目の美しさや木のもっている温もりの感覚。木工芸の人間国宝である川北良造(1934~)の‘欅造方盛器’は中央の円形と器の長方形が見事に調和した優品。木目のつくる曲線のおもしろさに目が釘づけになる。

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