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2016.11.08

近代日本美術の煌き! 2011年(平成23)

Img_0001     加藤孝造の‘瀬戸黒茶碗 昇竜’

Img     大澤光民の‘鋳銅鋳ぐるみ花器 地から宙から’(文化庁)

Img_0002     土屋順紀の‘紋紗着物 桃花源’

TVの美術番組でやきものが取り上げられるときはだいたいその制作工程が順を追ってでてくる。これがやきものへの理解を助けてくれる。一時期NHKの‘やきもの紀行’を毎回みていたことがあり、この番組をおかげでやきもののイロハを学んだ。

瀬戸黒の人間国宝に2010年に認定された加藤孝造(1935~)はこの番組で紹介されたひとり、‘瀬戸黒茶碗 昇竜’はなんといって力強い黒の輝きが心に響く。納得のいく黒を出すのはなかなか難しい、窯の温度が1200度になったところで引き出し一気に冷まして黒をつくりだすが、その一瞬のタイミングがうまくいかないと思うような色にならない。瀬戸黒をみるたびにやきものの奥深さを教えられる。

大澤光民(1941~)は鋳物産業で知られる富山県高岡市の出身。鋳金というと重いイメージがあるがこの鋳ぐるみの花器は抽象的なデザインにはっとさせられる作品。タイトルの‘地から宙から’はすっと入っていけるから不思議。高級ホテルのロビーなどに置いてあっっても違和感のない景色になりそう。

志村ふくみに師事した土屋順紀(よしのり 1954~)の‘紋紗着物 桃花源’は植物染料から生み出される透明感のあるやさいい色合いが心をとらえて離さない。この着物は小さいころ見たトンボの羽のイメージ。小柄な女性が着ると似合いそう。

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