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2016.11.06

近代日本美術の煌き! 2009年(平成21)

Img_0001     森本草介の‘休日’(ホキ美)

Img     平子真理の‘お猿でござる’

Img_0002     天野裕夫の‘手工神’

10年前、新橋にある‘東京美術倶楽部’で創立百周年を記念したビッグな展覧会があり、雪舟の国宝の絵画ややきものの名品などがどどっと展示された。美術品のコレクターではないので普段は縁のないところだったが、この展覧会がきっかけとなりここで開催されるアートフェアを2006、07年と2回続けてみた。

森本草介(1937~2015)の女性画が1点づつでており、画面に吸い込まれるようにみていた。森本の絵には高い値段がついていることは知っていたので、会場にいた画商に2006年の作品の落札額を聞いてみた。すると、‘昨年は2700万円でした。今年もそれくらいするのでは’といわれた、図録が古本屋で高く売れるはずである。ホキ美にある‘休日’で視線が向かうのは木のテーブルと椅子の質感描写と髪や白い肌の描き方。こういう絵に嵌った愛好家は欲しくてたまらなくなるにちがいない。

日本画家の平子真理(1962~)は猿の絵が得意、‘アートフェア東京’でみた‘お猿でござる’は一目みたとたん魅せられたので橋本関雪の猿同様、My‘好きな動物画’に登録している。このアートフェアも2回足を運んだだけで今はとんとご無沙汰しているが、来年は寄ってみたい。

彫刻家の天野裕夫(1954~)のブロンズ作品‘手工神’はその異様な形に一瞬体がフリーズした。手と顔が合体した世にも奇妙な神様、記憶に強く刻まれる口を大きく開けた驚きの表情と角のようにも逆立った髪の毛のようにもみえる五本の指、とにかくこの作品は忘れられない。

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