« 近代日本美術の煌き! 1994年(平成6) | トップページ | 虎ノ門 岡埜栄泉の栗饅頭! »

2016.10.12

近代日本美術の煌き! 1995年(平成7)

Img     藤田喬平の‘紅白梅’

Img_0001     村田陶菀の‘陶彫 喜悦鬼’

Img_0002     植田正治の‘チューリップ’

ときどき日本の美術シーンが50年後とか100年後にどのようになっているかと想像することがある。そのとき明治時代から平成にかけて生まれた絵画や彫刻、やきものなどの工芸が美術史のなかでどのように位置づけられ人々の目を楽しませているだろうか。

例えば加山又造が1970年に描いた‘千羽鶴’は100年後に編集された‘日本美術全集’に選ばれているだろうか、たぶん、琳派の美を脈々と伝える絵画として載っていることだろう。また、その横には福田平八郎の‘花菖蒲’(1934年)も並んでいるかもしれない。

絵画だけではない、藤田喬平(1921~)のガラス作品‘飾筥’シリーズのひとつ‘紅白梅’も琳派のDNAを受け継ぐものとして強い輝きを放っているにちがいない。このように未来にワープしてそこから近現代のアートを俯瞰すると芸術のもつ多様性と持続性がみえてくる。

2004年日本橋高島屋で京焼陶工の村田陶菀(1905~2002)の回顧展に遭遇した。それまでこの陶工の情報がまったくなかったので、目の前に現れる作品ひとつ々がとても新鮮でおおいに魅せられた。そのなかで思わず笑ってしまったのが‘喜悦鬼’、手に入った財宝を前に鬼は笑いがとまらないといったところ。この鬼の陶彫をみて以来、小さな宝ものをゲットしたときはこういうふうに笑うことにしている。

植田正治(1913~2000)の晩年の写真をみて200%驚いた。強い赤が目にしみる‘チューリップ’はものすごく芸術性を感じさせる作品、すぐむすびついたのはオキーフ(1887~1986)の画面いっぱいに広がった花の絵。植田はオキーフを意識したのだろうか。

|

« 近代日本美術の煌き! 1994年(平成6) | トップページ | 虎ノ門 岡埜栄泉の栗饅頭! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65878/64340355

この記事へのトラックバック一覧です: 近代日本美術の煌き! 1995年(平成7):

« 近代日本美術の煌き! 1994年(平成6) | トップページ | 虎ノ門 岡埜栄泉の栗饅頭! »