« ご機嫌な‘デトロイト美展’! ゴッホとルノワール | トップページ | ご機嫌な‘デトロイト美展’! ドイツ絵画 »

2016.10.17

ご機嫌な‘デトロイト美展’! ゴーギャン、セザンヌ

Img     ゴーギャンの‘自画像’(1893年)

Img_0001     セザンヌの‘画家の夫人’(1886年)

Img_0002     スーティンの‘赤いグラジオラス’(1919年)

Img_0004     ルドンの‘心に浮かぶ蝶’(1912年)

美術館が展覧会のために用意するチラシはどの絵がよさそうかを事前に知る大事なツールだから、ここに載っているものに鑑賞のエネルギーの多くが注がれる。ゴッホ、ルノワールとともに気になっていたのがゴーギャン(1848~1903)の自画像。

ゴーギャンの目力も相当強い。コペンハーゲンに住んでいたころに描かれた自画像とくらべるとえらい変わりよう。この相手を見下すような顔つきは自作に対する自信の表れか。同じ時期にゴーギャンはこれと同じポーズでもう一点絵描いており、現在アメリカのコレクターのところにおさまっている。運よく2010年の回顧展(テートモダン)でお目にかかった。

セザンヌ(1893~1906)は4点、美術本によく載っているのは‘画家の夫人’、セザンヌの肖像画とかトランプ遊びの絵には惹かれるものが多い、この夫人にも思わず足が止まった。ほかの3点はセザンヌの作品としてはアベレージ、あまりぐっとこない。

まったく想定外だったのがスーティン(1893~1943)の‘赤いグラジオラス’、スーティンというと血を連想するような赤がすぐ思い浮かぶが、この花の絵も血で塗られたような感じ、パリのオランジュリー美でもグラジオラスをみたが、まるで花の内面が外に発散しているよう。

ルドン(1840~1916)の‘心に浮かぶ蝶’は以前からデトロイト美蔵としてわずかに知っている作品のひとつ。だから、出品されることを密かに期待していた。画集とイメージが違っていたのは色彩の強さ、蝶の羽は鮮やかな色彩ではなく背景はくすんだような赤茶色。でも、そのぶん幻のなかを蝶たちが飛びかっているようにみえた。

|

« ご機嫌な‘デトロイト美展’! ゴッホとルノワール | トップページ | ご機嫌な‘デトロイト美展’! ドイツ絵画 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ご機嫌な‘デトロイト美展’! ゴーギャン、セザンヌ:

« ご機嫌な‘デトロイト美展’! ゴッホとルノワール | トップページ | ご機嫌な‘デトロイト美展’! ドイツ絵画 »