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2016.09.29

そごう美の‘エッシャー展’!

Img_0001_2      ‘八つの顔’(1922年)

Img     ‘静物と街路’(1937年)

Img_0002     ‘メタモルフォーゼⅡ’(1940)

Img_0003     ‘婚姻の絆’(1956年)

国立新美で開催中の‘ダリ展’に呼応して横浜そごうのなかにある美術館では今‘エッシャー展’(9/11~10/10)が行われている。

ダリのシュールな絵がダブルイメージやどうにも理解できないモチーフの不思議な組み合わせが想像力を刺激するのに対し、エッシャーのおもしろいところは錯視やメタモルフォーゼといった普段の生活ではほとんど縁のない不思議なことが体験できること。

何度みてもそうとしか見えない視覚のトリックに翻弄され、はじめはシンプルな形のものが変容を重ね最後にはまったく違ったものに変わっていくことに唖然とさせられる。エッシャーの版画によって脳が活性化されるのは展覧会のサブエフェクトかもしれない。

‘八つの顔’は男2人と女3人はすぐみつけられるが残りの3人は図録を購入してこれをひっくり返してみないと確認できない。展示室にも図録がおいてあるのでそうしてみたら小さなイライラは解消する。

‘静物と街路’はメタモルフォーゼのきざしはみえる。手前の本やトランプが置いてあるテーブルは向こうに広がっていき建物と建物の間の路に変わっている。視線はどうしても手前の大きく描かれたモチーフに引きつけられるためここばかりみているが、なぜかテーブルと路がつながっていることにそう違和感を感じない。

‘メタモルフォーゼⅡ’はおもしろい。物の形があれよあれよという感じでいろいろと変化していく。上のほうは左から右にむかって変化していく。最初は文字が集まってできた形、それから白黒のモザイク、蜥蜴、六角形の蜂の巣、蜂、そして鳥と変容していく。その変化はじつにスピーデイでなめらか。

作品の前でハッとしたのは‘婚姻の絆’、男と女の顔の表面をリンゴの皮を剥くみたいに削りそれを螺旋状の帯のようにぐるぐるまきにして顔を形づくっている。ただし、頭の中身はないためちょっと不気味。この絵の発想は2週間前ダリ展でみた‘ラファエロの聖母の最高速度’と同じ。なんとダリとエッシャーがコラボしていた。

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