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2016.08.21

大盛況の‘ルノワール展’!

Img      ‘ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会’(1876年)

Img_0002     ‘草原の坂道’(1875年)

Img_0001     ‘田舎のダンス、都会のダンス’(1883年)

Img_0003     ‘ピアノを弾く少女たち’(1892年)

4月末から国立新美で開催されている‘ルノワール展’、閉幕(8/22)が近づいてきたので足を運んできた。1ヶ月くらい前?、入館者が30万人を突破したことをニュースで知っているので、館内は相当混んでいると予想していたが案の定大勢の人がいた。とくに目立ったのは親子連れ、印象派展を数多くみてきたがこれほど子どもたちの姿をみたのははじめて。夏休みに入ってどっと増えたのではなかろうか。

この大ルノワール展の情報を得てから美術好き人におおいにPRしてきたのが‘ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会’、オルセーを4か月も離れて日本で多くの西洋画ファンの目を楽しませてくれているのだから、もう大事件といっていい。

ルノワール(1841~1919)の全作品のなかで最も好きなのはこの絵。元来風俗画に魅せられているのでこういうにぎやかな場所を舞台にした群像描写をみると心が浮き浮きしてくる。もう一点同じような気分になるのがワシントンのフィリップスコレクションにある‘舟遊びをする人たちの昼食’、この2点がルノワールの最高傑作、どちらも日本にやって来てくれたのだから、日本は本当に美術大国。

風景画のお気に入りは‘草原の坂道’、モネにも母子が描かれた似たような絵‘アルジャントゥイユのひなげし’がある。明るい日差しのなか緩い坂道を降りてくる母子の顔がだんだんはっきりみえてくる感じ。この動感描写によりライブな感覚を生みだされている。

今回はオルセーとオランジュリーにあるルノアールがほとんどやってきている。出し惜しみ一切なし、ルノワールの傑作全部みせます、お楽しみあれ!といった感じ。だから、この展覧会をみたらルノワールの真髄が体に沁みわたる。見ごたえのある縦長の作品‘田舎のダンス、都会のダンス’も傑作、顔の表情が嬉しさに満ちみちている‘田舎のダンス’のモデルは後にルノワールの妻になるアリーヌ・シャリゴ、この笑顔がじつにいい。

ルノワールは‘ピアノを弾く少女たち’を数点描いているが、どれも魅力にあふれるいい絵だがあえて順位をつけるとオルセーにあるものが一番。とくにじっとみてしまうのがピアノを弾いている少女の金髪、服の白と金髪のコントラストにうっとりさせられる。

満足度200%の超一級の回顧展だった。ミューズに感謝!

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コメント

いづつやさん、聞いて下さい。
自分もギリギリ観て来ました。有名な大作は勿論、ゴッホやマティスなども展示され期待以上でした。

ふと『モスローズ』という花の絵が現れました。あれ?実家にある絵に似ている、大きさも同じような気がしました。

絵と言ってもポスターを額縁に入れたレプリカです。自分が生まれた44年前に、今は亡き父が お祝いで頂いた物です。ずっと飾ってあったのですが、右下に書かれた作家のサインも判別出来ず謎の絵でした。

ポストカードが販売されていたので買って、実家で見比べたところ、、同じでした。(笑)

こんな巡り合わせもあるんですね。もっと早く観に行っていれば、母にも本物を観せられたと後悔しているのですが、オルセー美術館所蔵なので、また近いうちに来日してくれることを願っています。

投稿: みどりがめ。 | 2016.08.22 02:01

ルノワール展は、オープンして確か一週間後くらいに行ったのですが、その時はガラガラでした。その時、美術関係者の方に聞いたところ、国立新美術館側は危惧しているとのことでした。

しかし、やはり人気の美術展になったようですね。『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』を初めとする上記の作品以外にも、『ぶらんこ』や『陽光の中の裸婦』などオルセー美術館の看板作品ともいうべきルノワールの代表作が並んでいて、本当に豪華なラインナップです!しかも1870年代から1890年代までの様式の変遷を示す代表作が揃っていて、言うことなしでした。 

投稿: ケンスケ | 2016.08.22 22:08

to みどりがめさん
‘モスローズ’はまさに印象派の静物画ですね。
4点あった中では一番いいですね。長くこの絵と
ともに生活されていましたか、羨ましいですね。

ルノワールの絵は家に飾っておくには本当にいい
ですね。私も女性画の図版をいつも身近なところ
においてます。

投稿: いづつや | 2016.08.23 00:40

to ケンスケさん
日本人はモネとかルノワールが好きですね、素直に
みたらルノワールほど気持ちのいい絵はありません。

絵画ファンでもかっこつけたがる人はよく‘ルノワー
ルが好きなんですか、私はセザンヌにひかれている
のですが’と上目線で言いますね。そういう人は信用
してません。

投稿: いづつや | 2016.08.23 00:53

まあ、私はセザンヌの方が好きです・・・・
あと、この時代は
ゴーギャンも好きです。
みんな上手いし 魅力ありますし スゴイと思いますが、
好みという点ですので、どうにもなりませんわ。

投稿: Baroque | 2016.08.23 20:53

to Baroqueさん
私は大画家は皆リスペクトしていますのでルノワール
もセザンヌもお気に入りの画家です。

画家の好みはそれはそれでいいのですが、セザンヌ好き
はルノワールは子どもや絵画の初心者がみる絵みた
いなことをいいたがります。そんなときいつも‘絵画を
わかったようにいうんじゃないよ’と馬鹿にしてます。
数年前に亡くなった赤瀬川原平が上目線で露骨にいって
ました。

投稿: いづつや | 2016.08.23 23:58

薔薇と百合はどちらが美しいデスカ。
虎と熊はどっちが強いデスカ
と、
その亡くなってしまった方にきいてみたいわ。

投稿: Baroque | 2016.08.24 13:08

to Baroqueさん
先日でかけた美術館巡りでこれから行われる展覧会の
新情報をいくつかゲットしました。犬も歩けば棒に
あたるです。

東京都美の‘ゴッホとゴーギャン展’(10/8~12/18)
にスコットランド美にあるゴーギャンの
‘タヒチの3人’が来るようです。この絵は追っかけ
リストの作品ですからワクワクしてます。

投稿: いづつや | 2016.08.25 01:01

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