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2016.08.28

近代日本美術の煌き! 1970年(昭和45) その二

Img_0002     岡本太郎の‘太陽の塔’(大阪 万博記念公園)

Img_0001     加守田章二の‘曲線彫文壺’

Img     濱田庄司の‘藍塩釉櫛目水指’(大阪市立東洋陶磁美)

1970年に開かれた大阪万博のシンボルというと誰もがすぐ思い浮かべるのが岡本太郎(1911~1996)の‘太陽の塔’、この高さ70mのパブリックアートを会場でみたときはその強烈な存在感に圧倒された。真ん中の太陽の顔のふてぶてしい表情が今でも目に焼きついている。

岡本太郎の絵画を一時期いろいろみたが、結局この芸術家の真髄は絵画ではなく彫刻という結論に達した。制作されたパブリックアートでこれまでお目にかかったのは多くない、‘太陽の塔’と川崎市岡本太郎美に設置してある‘母の塔’、そして愛知県の日本モンキーパークにある‘若い太陽の塔’、首都圏にはいくつもあるのでその場所の近くに行ったら寄り道してみたい。

加守田章二(1933~1983)の‘曲線彫文壺’は代表作のひとつ、この壺をみていると大昔の日本にワープしたような気分になる。このようなおおらかな曲線で模様をつくるのなら自分でもできそうな気がするが、これが大間違い。直線でも曲線でも素朴な感じと軽やかさを同時にだすのは至難の技、心を強く打たれる一品である。

濱田庄司(1894~1977)は茶陶をいくつもつくったが、この藍色が目にしみる塩釉の水指は独特なもの。青とシンプルな白の線の流れの組み合わせはとてもモダンな感じがする。70代になってもまだこんな刺激的な作品をつくるのだから濱田には底知れぬ創作力がそなわっている。

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