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2016.07.19

近代日本美術の煌き! 1962年(昭和37) その二

Img     楠部彌弌の‘展花瓶’(京都市美)

Img_0002     岡本太郎の‘縄文人’(川崎市岡本太郎美)

Img_0001     中村勝馬の‘一越縮緬地友禅訪問着 縢(かがり)’(東近美)

やきもの展は年に数回縁があるが、今年は渋谷の松濤美の石黒宗麿展とサントリー美の宮川香山展で終了、来年は楽しみなのがひとつある。東近美で開催される‘楽 歴代展’(3/14~5/21)、期待できそう。

これまで足を運んだ陶芸家の回顧展で櫛部彌弌(1897~1984)はやきものに関心をもちはじめたころに遭遇した。会場は大丸東京店(1997年)、今でもそうだが、やきもの展はデパートでみることが多い。作品自体が絵画のように大きくないのでデパートの展示スペースでもそこそこの数を並べられる。

印象深かった作品のひとつが‘展花瓶’、瓶の表面に「」のような突起物をつくり緊張感のある造形をつくりだしている。ほかにも兜蟹を連想yさせるユニークなものもあった。楠部にはこうしたオブジェ的な作品だけでなく京焼風の装飾的な作品もあり、その多彩な作風は天才の風格がある。

一時期、よくでかけた岡本太郎(1911~1996)、ところが今は一部の絵画にしか心が動かなくなった。よくわかったのは岡本太郎の真骨頂は彫刻だということ。だから、彫刻家岡本太郎にはおおいに関心がある。とくに縄文人をイメージさせる造形は刺激的で元気をもらう。

竹橋の東近美の工芸館へ通っていたころ、着物の名品にも出くわすことが多く、作家の名前もしっかり胸に刻まれた。友禅作家の中村勝馬(1894~1982)もその一人。手毬の細い糸に着想を得た‘縢(かがり)’にはっとして息の呑んでみていた。この友禅訪問着は2年前にあった‘人間国宝展’(東博)にも出品された。

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