期待のコルドバのメスキータ!
今回想定外のアクシデントがあった。原因がよくわからないのだが、愛用のデジカメが何かの拍子で壊れグラナダの後のミハス観光から使えなくなった。これは痛い!幸いこのスペイン黄金ルートを回るのはじめてではないので、写真を撮らなくても名所スポットの記録には困らないが、こういう感想記にライブ感のある画像を載せられないのは歯がゆい。
アルハンブラ宮殿とともに期待していたのが、コルドバの象徴、メスキータ、2007年にこのモスクのなかに入り、2連アーチの‘円柱の森’に200%心を奪われた。2度目だから導線はだいたい覚えており、現地ガイドさんの話を興味深く聞きながらこのすばらしい空間を楽しんだ。
柱の材料は最初のレンガや石灰岩から建築のステージが変わるごとに別のものが使われたりしているが、その数は全部で850本。航空写真で見ると何か物をつくっている工場のようにみえるが、そのなかはシンプルかつエレガントな円柱で埋め尽くされていた。
セビージャの見どころは大聖堂、そのでっかさに仰天する。そして、双眼鏡が必要になる高さ98mの‘ヒラルダの塔’、イスラム支配時代はミナレットだったが、16世紀にカセドラルの鐘楼塔に変わった。今回は大聖堂に入らなかったので黄金に輝く祭壇衝立はみれなかった。惜しいことをした。
マドリッドのスペイン広場にドン・キホーテと従者のサンチョ・パンサの像があるが、その舞台となったのがラ・マンチャ地方、コンスエグラにはドン・キホーテが巨人とまちがえて突っ込んでいった風車がある。平日はあまり人がいないようだが、この日は土曜だったので子ども連れの家族が大勢いた。何人かの子どもは強い紫外線から目を守るため黒のサングラスをかけていた。日本では見かけない光景。
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コメント
コルドバ!
懐かしいですね。私もグラナダから長距離バスでの移動でしたが、因みにここで一番感動したのは何と、最初の写真の右上に写ってるローマ時代からあるという古色蒼然たる石橋!でした(笑)
ところでいづつやさんはイスラムのミニアチュールにご興味はないでしょうか?
私は一時かなり嵌ってたのですが、しかし如何せん日本では同好の士も市場もほとんど無いに等しいため、いつのまにか意気消沈、絨毯の方は結構人気があるのに、なんでかなあ?と未だに不思議です。
投稿: minchou | 2016.06.16 02:49
to minchouさん
イスラムの細密画には大変興味があります。
インドのタジマハールやイスタンブールのアヤ
ソフィア、そしてアルハンブラ宮殿のびっちり
表現された模様の美しさに目を奪われました。
今狙っているのはオスマントルコの天才建築家
、ミマール・シナンがつくったモスクをめぐる
ことです。エディルネにあるセミリエ・モスクや
イスタンブールのスレイマニエ・モスクをなん
としても訪問したいですね。
投稿: いづつや | 2016.06.16 11:25
コルドバには行ったことがありませんが、メスキータの内部は観光ガイドなどで有名ですね。外部の写真は工場のようで意外です!
セビーリャは一度だけ訪れましたが、本当に美しい町ですね。真っ白い壁の家の窓に花の鉢植え。空高く伸びるヒラルダの塔。雲ひとつない青空のもと、夢の中のような気分でした。
フラメンコを見たのも思い出します。そしてセビーリャの県立美術館も大変よかったです。スルバランやムリーリョなどの素晴らしい絵画を多数堪能しました。
コンスエグラは、現代世界離れした光景ですね。スペインの風車は、スペインがかつて統治していたオランダから移入されたと読んだことがありますが、オランダとはまったく異なる雰囲気ですね。
投稿: ケンスケ | 2016.06.16 22:42
to ケンスケさん
メスキータは心にずっと残る観光名所ですね。
2回目の観光が実現して本当によかったです。
セビージャは大聖堂のなかの黄金の祭壇とフラ
メンコが忘れられません。マドリッドでみたフラ
メンコとちがって激しく荒々しいイメージですね。
風車は観光用のものですが、スペインはオランダ
を支配してましたから意外なものが丘の上にある
という感じです。
投稿: いづつや | 2016.06.17 01:25