« 近代日本美術の煌き! 1961年(昭和36) その一 | トップページ | お知らせ »

2016.05.26

近代日本美術の煌き! 1961年(昭和36) その二

Img_0002     堂本印象の‘交響’(京都府立堂本印象美)

Img     河井寛次郎の‘三色扁壺’

Img_0001     石黒宗麿の‘彩瓷柿文壺’(東近美)

日本画家を仮に抽象派というくくりでグルーピングすればそこには堂本印象(1891~1975)、福田平八郎(1992~1974)、徳岡神泉(1896~1972)が名を連ねる。3人とも京都で活躍した画家。

‘交響’は印象の作品になかで最も人気の高いもの。最近は宇宙の話に大きな関心を寄せているのでこの絵をみると太陽系の惑星が微惑星の衝突などによって誕生する様子を示したシミュレーション映像がダブってくる。以前は音楽と絵画のコラボでみていたが、今は宇宙の神秘のイメージの方が強い。

クラシック音楽で宇宙をズバリ表現したものはホルストの‘ジュピター’、このきれいなメロデイーが昔から大好きだが、このところの宇宙への最接近と相俟って前にもまして気持ちよく口ずさんでいる。

陶芸の世界でも抽象的なオブジェのような作品が存在する、民藝派の濱田庄司にはポロックのアクションペインテイングを連想させる大皿の‘掛け流し’があるし、盟友の河井寛次郎(1890~1966)は赤、緑、黒の組み合わせが目に心地いい‘三色扁壺’を生みだした。

鮮やかな色彩によって強烈な存在感をみせるこの扁壺をこよなく愛している。3色のいろいろなヴァリエーションと遭遇するたびに寛次郎が好きになる。

絵でもやきものの絵付けでもそれを鑑賞するのにふさわしい季節がある。石黒宗麿(1893~1968)の‘彩瓷柿文壺’の見ごろがやはり秋、なにか懐かしい感じのする吊るし柿、小さい頃は吊るし柿がかたくなった干し柿をよく食べたが、今はまったく縁がない。

|

« 近代日本美術の煌き! 1961年(昭和36) その一 | トップページ | お知らせ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 近代日本美術の煌き! 1961年(昭和36) その二:

« 近代日本美術の煌き! 1961年(昭和36) その一 | トップページ | お知らせ »