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2016.05.09

カラヴァッジョの‘バッカス’へのこだわり!

Img_0002  カラヴァッジョの‘バッカス’(1597~98年 ウフィッツイ美)

Img_0001     フラスコに描かれた自画像

Img  シモン・ヴ―エの‘女占い師’(1620年 フィレンツェ ピッティ宮)

Img_0003     ジャコモ・マッサの‘聖ヒエロニムス’(ローマ バルベニーニ宮)

西洋美で開催されている‘カラヴァッジョ展’(3/1~6/12)をまた見に行った。これで3度目。足が何度も向かうのはカラヴァッジョに腹の底から参っているからだが、もうひとつは20代の作品‘バッカス’に描かれた自画像をどうしてもつきとめたいから。

4月に放送された日曜美術館でその自画像の場所がはっきり示された。2回目のときなんとか確認したはずだった人の顔とはまったくちがっていた。大カラヴァッジョ展(2010年 ローマ)の図録をみていてふと気がついたところはフラスコの右下の白くなっている部分。確かに顔が左斜め前から描かれた男が映っているのだが、、

番組をみたあと、件の図録で拡大された図版をみてみたが解説されたところには何もうつってない。だから、この絵をまたみたときちゃんと確認できるか心配だった。でも、絵の前に立ったらその心配はすぐ消えた。これでスッキリしたが、あの右下の男の顔は何だったのか? 忘れることにした。

この展覧会が終わると、カラヴァッジョをまとまった形でみるのはだいぶ先になる。そう思うと今回でているカラヴァッジョへの思い入れは一段と強くなる。そこで入口のところへもどって‘女占い師’から一点ずつ時間をかけてみた。

また、カラヴァッジェスキの作品にも気持ちがぐっと入っていく。そのなかでシモン・ヴ―エ(1590~1649)の活気のある風俗画‘女占い師’とラ・トウールの光の表現がダブってみえるジャコモ・マッサの‘聖ヒエロニムス’を長くみていた。

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コメント

こんばんは。
私もカラヴァッジョ展、あれからも通い続け、過去で最高の訪問回数になりました。
今はまだ開催中で、見たい時に見に行ける安心感があり、もうお腹一杯の感じがありますが、展覧会が終了したとたん、きっとカラヴァッジョ・ロス?のような感覚になるのかなあと思います。
この10年で国内の展覧会で1点しか見られなかったことを考えると、貴重な展覧会だと思います。
ワイングラスの自画像の件ですが、私は監視のお姉さんに聞いたらところ、ワインのご指摘の場所を丁寧に教えていただき、ようやくわかりました。
右下の顔のようなものは勘違いだったのですが、かえって作品を楽しめてよかったと思っています。
ワイングラスを持つ指の爪の垢とかいろんな発見もありました。
あの大きなポスターが欲しいのですが、グッズ売り場で販売してくれないものかと、そんなことまで考えています。(笑)

投稿: 上野東京ライン | 2016.05.10 02:14

to 上野東京ラインさん
自画像のことでご迷惑をおかけしました。
平にご容赦を。こういうものは錯視と同じで一度
見てしまうとすぐそれを認識します。新たな自画像
はすんなりいきました。

カラヴァッジョのもっている高い技術には本当に
感心します。やはり天才ですね。風俗画という形
で写実のすごさをみせてくれるので絵がとても身近
にみえてきます。

6月上旬マドリードへ行きますので、カラヴァッ
ジョと3点会えます。今、だんだんテンションが
あがっていることろです。

投稿: いづつや | 2016.05.10 21:49

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