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2016.03.15

カラヴァッジョ VS ラ・トゥール! マグダラのマリア

Img_0004     カラヴァッジョの‘法悦のマグダラのマリア’(1606年)

Img_0002     カラヴァッジョの‘法悦のマグダラのマリア’(1610年)

Img  ラ・トゥールの‘マグダラのマリア’(1640~44年 ルーヴル美)

Img_0001 ラ・トゥールの‘鏡の前のマグダラのマリア’(1640年 ワシントンナショナルギャラリー)

現在、西洋美で行われている‘カラヴァッジョ展’(3/1~6/12)、二度目の訪問をいつするか思案しているところ。上野東京ラインさんは5回はいくとおっしゃっていたが、それはないにしてももう一回は足を運びたい。

今回出品されている11点のなかで話題となっているのが、2014年に発見され本展において世界ではじめて公開される‘法悦のマグダラのマリア’、カラヴァッジョをみたあと森アーツセンターの‘フェルメールとレンブラント’へ寄ったら隣にいた人とカラヴァッジョ展のことで話がはずんだ。この男性はマグダラのマリアの絵を15分ずっとみていたと興奮気味にしゃべっていた。この絵はたしかに強い磁力を放っている。

この法悦状態にあるマグダラのマリアを描いた作品には多くのコピーが存在しているが、2001年に行われた日本初のカラヴァッジョ展に出品されたのが2枚目の画像。今回登場したのはカラヴァッジョが1610年に亡くなったとき所持していた3点のうちの1点で真筆、これを世界で最初にみられるのだから夢みたいな話。

まだみてない方へのご案内、官能的な姿にばかり目がいきふにゃふにゃになっていると濃いこげ茶色の背景の左上のところに描かれている十字架を見逃すのでご注意を。隣の方も気づいていなかった。

心をざわつかせるカラヴァッジョのマグダラのマリアに対して、ラ・トゥールの描いたマグダラのマリアは一日中でもみていられる。この揺れる炎をみつめるマグダラのマリアは4点ある。ルーヴル、ワシントンナショナルギャラリーのほかにメトロポリタン、ロサンゼルス郡立美でも楽しめる。このマグダラのマリアに惹きつけられるのはモデルの女性がとても身近に思えるから。

ラ・トゥールの追っかけ画のなかにまだ縁のないロサンゼルス郡立美蔵のものが入っている。早くLAでの美術館巡りを実現させたい。

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コメント

プラドのラ・トゥール展のサイトを見ましたが、ロサンゼルス群立美術館の『マグダラのマリア』も出ていますよ!
プラドのラ・トゥール展は、ラ・トゥ―ルの作品の大半が集まっているようで、その中には訪れにくい遠隔地の作品や個人所蔵の作品もあり、一気に貴重な作品を見れる機会になりますね。

私も行きたいですが時間的に無理なので、海外の美術館はまた数年後から再開します。

投稿: ケンスケ | 2016.03.16 08:02

to ケンスケさん
嬉しい情報ありがとうございます。最後のマグダラ
のマリアまでみれるとはまったく想定していない
流れです。ボスだけでなくラ・トゥールもすごい
ことになりそうですね。

投稿: いづつや | 2016.03.16 20:31

こんばんは。
カラヴァッジョ展、空いているうちにと思い、金曜夜間と土日、そして平日の仕事の前にと、なりふり構わず、8回訪問してきました。行くたびに、注目する作品を変えて、丁寧に見ようと思っています。こうなったら、15回は行きたいです。(笑)

入口のチケットのもぎりのときに、若いお姉さんたちに「また来たの!」と思われそうで、顔を合わせるのが照れくさいのですが、イタリアに行くだけの旅行費を考えれば安いものですから、時間があれば上野の国立西洋美術館に直行しています。

ワインの顔、葉っぱの水滴、いづつやさんには見どころをご教示いただき、毎回、楽しんでいます。

カラヴァッジョとラ・トゥールの共演はいいですね。
東京富士美術館のラ・トゥールの「煙草を吸う男」も、簡単には行けないので、じっくり見られて嬉しい限りです。

都会の喧騒の中、カラヴァッジョの深い闇に包まれた作品の前に立つと、なんとも静謐な空気が流れていて、異空間にいるようです。
「マグダラのマリア」は衣のひだを一筆でさーっと描いているところがすごいですね。
カラヴァジェスキの作品も質が高くて、楽しんでいます。

投稿: 上野東京ライン | 2016.03.17 02:45

to 上野東京ラインさん
もう8回訪問ですか、毎日がカラヴァッジョで
まわっている感じですね。お気に入りの画家が描い
た名画をとことんみるというのは最高の楽しみかも
しれませんね。

昨日出かけまして、今回はカラヴァッジョはもち
ろんですが仰るようにカラヴァジェスキの作品に
も目を見張らせるものがいくつもあることをあら
ためて思い知らされました。もう一回足を運ぶか
もしれません。

カラヴァッジョとラ・トゥールのコラボの強さを
みますと、ラ・トゥールはカラヴァッジョの生き
返りではないかと思ってしまいます。ラ・トウール
のすごいところはマグダラのマリアのモデルの
生感覚です。化粧品会社のCMにでている女性を連想
させます。

投稿: いづつや | 2016.03.17 21:05

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