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2016.03.22

カラヴァッジョ関連本!

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先週、ホームドクター(女医)のところへ行ったときカラヴァッジョ展(3/1~6/12)のことで話が弾んだ。なんでも展覧会をみた先生の女性の友人は大変感激したらしく、これまでみていたフェルメールよりカラヴァッジョのほうがよかったともいっていたそうだ。カラヴァッジョ展が美術ファンの間でだんだん話題になっているようだ。

ビッグな展覧会が開催されるときはそれと連動して講演会が開かれたり関連する本が出版される。カラヴァッジョ展に関しても例外ではない。カラヴァッジョ好きの方はもう手に入れられていると思うが、‘芸術新潮’の3月号はカラヴァッジョを特集しており、その最後の頁に‘カラヴァッジョ伝記集’(平凡社ライブラリー 石鍋真澄編訳)が3/10に刊行されることが案内されている。

‘芸術新潮’にはすごく役立つ情報が載っている。ローマの聖堂や美術館にあるカラヴァッジョの作品がどんな風に飾られたり展示されているのかが写真入りで紹介されている。これからローマでカラヴァッジョめぐりを計画されている方は手に入れておくと重宝するにちがいない。

‘カラヴァッジョ伝記集’は久しぶりに買ったカラヴァッジョ本。頁数もあまりなく集中すれば一日で読め、当時美術史家たちがカラヴァッジョ物語をどのように語っていたかざっと頭に入る。西洋美でカラヴァッジョ作品とじっくり向き合い、脳が本気になったら続けてこの本を一気に読むとカラヴァッジョの神髄にぐっと近づけるかもしれない。

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コメント

『芸術新潮』の特集は、いつも充実した内容で、カラヴァッジョ特集も楽しんで読みました。カラヴァッジョ作品の特質がコンパクトにまとめてありますね。

ローマには三回行きましたが、まだ行っていない美術館や教会をぜひ訪れたくなりました。でもローマで主要な美術品を見るには、一か月くらいじっくり滞在しないとなりませんね。(笑)

『カラヴァッジョ伝記集』は読んでいませんが、ネット通販で探してみます。

投稿: ケンスケ | 2016.03.23 21:19

to ケンスケさん
カラヴァッジョ展の図録は色をよくひろっている
うえ作品に関する情報も多いのでカラヴァッジョの
お宝本になりそうですね。そして、芸術新潮の特集号。

じつは石鍋氏はベルニーニで大変お世話になりました
からお気に入りの美術史家なんです。西洋絵画では
石鍋氏、岡田温司氏の著作をコレクションしてます。

投稿: いづつや | 2016.03.24 01:08

おはようございます。

石鍋氏の著作では、『誰も知らないラファエロ』を2年ほど前に読みました。ラファエロの後期作品の最近の研究を踏まえて、以前とは違う見方が示されていて、興味深かったです。岡田氏の『カラヴァッジョ鑑』は、いづれ読んでみようと思っています。

投稿: ケンスケ | 2016.03.24 07:58

to ケンスケさん
美術史家をそんなに知っていてもしょうがない
ので才能のある人に絞ってます。日本人に限っ
ていえば、男性では石鍋、岡田の両氏と一度
お話したことのある千足伸行氏、そして女性では
10年くらい前に亡くなられた若桑みどりさんと
森洋子さん。

そこそこの情報が入ったら、あとは自分の目を
信じて絵画をみるほうがいいですね。学者は理論
やモデルをつくりたがり、それに作品を当てはめ
ようとしますから注意が必要です。過剰知識がか
えって作品をみえなくしていることがよくあり
ます。

なるべく多くの視覚体験をし作品を楽しむのが
一番だと思います。カラヴァッジョについて
いえば、以前とりあげたのですがこの絵を意識
したのではないかという作品がいくつも見つか
りました。

投稿: いづつや | 2016.03.24 21:51

おっしゃるように、学者が言っているからと言って鵜呑みにはしないようにしています。

美術史では、以前真筆とされていたものが弟子の作品と言われたり、またその逆もあって、そういった「事実」の覆りが実に多いですね。それに学者の間でも意見はまちまちであったり、大きく間違えている場合も多々あるはずです。

ある作品が傑作かどうかも、故若桑みどり氏が言っていたように、見る人一人ひとりが決めるものであって、権威者がどうこう言っているから自分もそれに従うというのはおかしいですね。

おっしゃるように先入観で見ることは、自分の目を曇らせてしまいます。

投稿: ケンスケ | 2016.03.24 22:28

to ケンスケさん
カラヴァッジョ展の図録は買いましたが、いつもの
ように見ているのは作品で論考は熱心には読みま
せん。美術史家の言葉で頭をいっぱいにすること
くらいつまらないことはありません。自分がこだわ
っている鑑賞のポイントをつらぬくのがやはり楽し
いですし、印象に強く残ります。

こういう気持ちでいるとたまに美術史家の話を聞く
と呑みこみも早くなりますし、新鮮に思えます。
ああー、そういうことだったのか、という感じで
美術史家とつきあうのがいいですね。

投稿: いづつや | 2016.03.25 01:18

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