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2016.03.06

フェルメールの‘水差しを持つ女’と嬉しい再会!

Img  フェルメールの‘水差しを持つ女’(1662年 NY メトロポリタン美)

Img_0002     レンブラントの‘ベローナ’(1633年 メトロポリタン美)

Img_0001 ファブリツィウスの‘帽子と銅鎧をつけた男’(1654年 ナショナルギャラリー)

Img_0003 ハルスの‘ひだ襟をつけた男の肖像’(1625年 メトロポリタン美)

森アーツセンターギャラリーで現在行われている‘フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち’(1/14~3/31)に出品されているお気に入りのフェルメールをみるため六本木へ出かけたら、チケット売り場には長蛇の列ができていた。

フェルメール人気のせいかなと思ったらそうではなくて大半が村上隆の五百羅漢図展へ入場する人だった。これに対し、オランダ絵画のほうは普通の入り。フェルメールが来ているのだから、盛況だと思っていたがそうでもなかった。

オランダ絵画への関心は正直言って高くないのに出かけたのはフェルメール(1632~1675)の‘水差しを持つ女’をみたかったから。昨年12月メトロポリタンを訪問したとき、フェルメールの作品を3点みたが‘水差し’と較べると思い入れはぐんと下がるのでさっとみて終わり。このとき‘水差し’は日本の大阪市美に展示されていた。

METのガイドブックを全部で3冊もっている。コンパクトタイプのもの(英語版と日本語版)と大きめサイズの立派なもの(英語)、この英語のコンパクト版とデラックス版の表紙に使われているのがフェルメールの‘水差し’、だからこの絵はMETにとってお宝中のお宝。

多くのフェルメールファンに愛されている‘水差し’、魅せられ続けているのがこの女のポーズ。鳥が翼を広げるように右手で窓枠を、左手で水差しの把っ手をつかみ安定感のある三角形構図をつくっている。そして、白いかぶりものと衣服の青の組み合わせは静寂な世界をより印象づける。

とっておきのMyフェルメールはこの絵とあの‘真珠の首飾りの少女’、ベルリン美にある‘真珠の首飾り’、そして‘牛乳を注ぐ召使い’。今回METから‘水差し’がやって来たので‘牛乳を注ぐ召使’を除く3点が日本で公開されたことになる。これはすばらしいこと!

もうひとつのお目当てはレンブラント(1606~1669)の‘ベローナ’、過去METで遭遇したかどうかどうもあやふや。そのため、じっくりみた。レンブラントがみせる鎧などの金属の質感描写にはカラヴァッジョ同様すごいところがあるが、この絵のびっくりするほどの写実表現は心を一気に昂ぶらせる。

予想通りこの展覧会は2点豪華主義だった。あとは気になるファブリツイウス(1622~1654)の自画像とハルス(1580~1666)の肖像画をみてさっとひきあげた。

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コメント

開幕してから、すぐに行きましたが、私が行った時もあまり混んでいませんでした。日本でのフェルメール人気も一段落したのでしょうか。

『水差しを持つ女』はフェルメール作品の中でも、私にとってもお気に入りなので久しぶりに見て、やはり感嘆しました。同じ構図のものでは、アムステルダム国立美術館の『牛乳を注ぐ女』やベルリン国立美術館の『真珠の首飾りの少女』とともに最も好きです。

ファブリティウスは、レンブラント風の筆触を明るい色調の中に用いて、独自性を持っていますね。個性のある画家には、やはり目が行きます。

投稿: ケンスケ | 2016.03.08 20:40

to ケンスケさん
‘水差しを持つ女’は‘真珠の首飾りの少女’と
ちがい女の顔に惹きこまれるということはない
ですが、絵の全体のまとまりという点では一番
ぐっときます。

絵の完成度ではこの絵と‘牛乳を注ぐ召使’、
そして‘絵画芸術’を最上位にランクづけしてます。
‘水差し’は部屋にさしこむやわらかい光と優しい
女性の感じが静かにとけあいなんともいえぬ雰囲気
を醸し出しています。本当にいい絵ですね。

投稿: いづつや | 2016.03.09 01:10

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