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2016.02.05

横浜そごうでミニ‘岩佐又兵衛展’!

Img     ‘龐居士’(17世紀)

Img_0002     ‘和漢故事説話図 近藤師経と寺僧の乱闘’(部分 17世紀)

Img_0001     ‘和漢故事説話図 安宅’(17世紀)

Img_0003     ‘三十六歌仙図 在原業平’(17世紀)

福井県美の名前をしっかり覚えるきかっけとなったのは横山大観の回顧展でその所蔵作品をよくみたから。そのあと、再度この美術館が頭に刻まれたのは江戸時代の初期に活躍した絵師、岩佐又兵衛(1578~1650)に関心をもったとき。

又兵衛は福井で20年ほど過ごした。そのためこの地には又兵衛の作品が残っており、福井県美も重要な作品がいくつか所蔵している。どんな絵かは2004年千葉市美で開かれた‘岩佐又兵衛展’で知った。今回そごうにはそのとき出品されたものがでている。

もとは六曲一双の押絵貼屏風の一部だったのが‘龐居士’(ほうこじ)、描かれているのは龐居士が籠を編み、そばで妻がそれをみているところ。じっとみてしまうのが松の葉や籠が表現された繊細な描線。千葉市美でみたときの印象が薄いので時間をかけてみた。

‘和漢故事説話図’は12点全部披露されたが、展示してあったのは8点で4点が前期と入れ替わっていた。そのなかで血が騒ぐのが動きの激しい‘近藤師経と寺僧の乱闘’、こういう場面をみると、‘山中常盤物語絵巻’にでてくる義経が悪党たちの首や手をぶった切り、あたりに鮮血がドバっと飛び散るシーンが目に浮かぶ。

‘安宅’でおもしろいのは大芝居をうつ弁慶の姿がほかの人間より異様に大きく描かれていること。大魔王がその場の空気を支配し、まわりの人物を瞬間的にフリーズさせている感じ。

回顧展のとき数多く出ていたのが歌仙絵、福井県美にあるのは最も早い時期に描かれたもの。今回12図でており、展示替えはない。千葉市美では8図だったから、これは大きな収穫。‘在原業平’や‘小野小町’など馴染みのある歌仙を楽しんだ。

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