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2016.02.18

近代日本美術の煌き! 1939年(昭和14) その一

Img_0003     小林古径の‘山鳥’(霊友会妙一記念館)

Img        村上華岳の‘厳山松樹之図’

Img_0001     松林桂月の‘春宵花影図’(東近美)

Img_0002     北野恒富の‘夕空(星)’(大阪市美)

10年前の2006年、新橋の東京美術倶楽部で一生の思い出となる日本美術の大展覧会が開催された。美術商の団体である東京美術倶楽部、誕生したのは明治40年(1907)、この年がちょうど創立100年にあたり、これを祝って‘源氏物語絵巻’など国宝を17点を含む絵画、工芸の名品が一堂に並んだ。

小林古径(1883~1957)の‘山鳥’もそのひとつ。この作品は1939年のニューヨーク万国博覧会に出品されて以来展覧会には一度もでたことがない。だから、国内ではじめての展示だった。これまで美術本でもみたことがなかったので、まさにサプライズの作品。立ち尽くしてみていた。

村上華岳(1888~1939)の最晩年の作‘厳山松樹之図’は華岳の内面が墨の濃淡で描かれた松樹や背景の山に強く映し出されている作品。喘息に苦しんだ華岳の心を思うとみればみるほど画面に惹きこまれていく。

ひとつの作品が強く胸に刻まれる要素のひとつに画家のオリジナルの描き方がある。松林桂月(1876~1963)の場合、モチーフの木が右上から左下に下がっていく構図と背景にかすんだ大きな月が描かれるというのが特徴。美しい光につつまれたこの絵にいつも足がとまる。

北野恒富(1880~1947)の‘夕空(星)’はMy好きな女性画の上位に登録している作品、ベランダの木枠に両手をついて夕空をながめるポーズは思いつきそうで思いつかない姿。こういうを絵とは長い時間むきあっていれる。

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