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2016.02.15

近代日本美術の煌き! 1937年(昭和12) その二

Img_0001     藤田嗣治の‘秋田の行事’(部分 秋田県美)

Img     須田国太郎の‘書斎’(東近美)

Img_0003     富本憲吉の‘色絵赤更紗模様飾壺’

Img_0002     河井寛次郎の‘辰砂刷毛目扁壺’(河井寛次郎記念館)

来月に開通する北海道新幹線、TVに流れるPR広告が多くなりだんだん盛り上がってきた。北海道というと羽田から飛行機でというイメージが強いが、もうすこしすると東京駅から新幹線にひょいと乗れば4,5時間で函館に到着する。函館の朝市でおいしいものを食べて土産物をいろいろ買い込むのも楽しい。

北海道の魅力はよくわかっているから、いつかこの新幹線を利用して函館周辺をまわってみたい。だが、その前に行っておきたいところがある。それは秋田、東北地方ではまだ秋田と盛岡に縁がない。秋田にこだわっているのはかつてお世話になった上司が秋田高校出身の秀才だったことと藤田嗣治(1886~1968)の大壁画‘秋田の行事’をみたいから。

昨年迎賓館で藤田の絵と偶然遭遇しまた藤田にたいする熱があがってきたが、めぐり合わせのいいことに今年は秋に回顧展が川村記念館と府中市美で開かれる。まだみていない作品との対面が楽しみ、その前に秋田へでかけ鑑賞欲をいたく刺激される‘秋田の行事’をみるというオプションもある。さて、どうなるか。

最近は東近美を訪問することが少なくなったので須田国太郎(1891~1961)の‘書斎’ともご無沙汰している。‘書斎’は同じく東近美にある‘法隆寺塔婆’とともに須田の代表作としては外せない作品。本がたくさん積み重ねられているので、ああ、ここは書斎かな、と思うが画面全体が強い明暗対比をきかせて描かれているので対象がよくわかるのは本ぐらいなもの、左の白いかたまりははっきりとせず、後ろに映っている人の顔のシルエットだってつい見過ごしてしまう。

世田谷美でみた富本憲吉(1986~1963)の回顧展から9年も経つので、そろそろ大きな富本憲吉展を期待したくなっている。今年はどこかの美術館で魯山人展があるので、来年あたりはみれるかもしれない。‘色絵赤更紗模様飾壺’はそのリズミカルに並ぶ緻密な花模様が心をとらえてはさない名品。

河井寛次郎(1890~1966)は大胆な形をしたやきものを次から次へと生み出した陶芸家であるが、この扁壺は比較的なじみのあるタイプ。薄ピンクの釉薬にぐっと惹きつけられる。

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