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2016.02.27

作域の広い勝川春章!

Img     ‘岩井半四郎、尾上松助、市川門之助’(1780年 太田記念美)

Img_0004    ‘朝比奈門破り’(1768~71年 東博)

Img_0001     ‘貸本屋’(1770~1772年 東博)

Img_0002     ‘相撲絵’(1784年 東博)

太田記念美で開催中の‘勝川春章展’(2/2~3/27)は大半が役者絵などの版画、前期と後期で展示作品はすべて入れ替り、全部で78点でてくる。このほかにか勝川春好や葛飾北斎、歌川豊国、写楽なども展示されているので作品トータルでは205点。

春章の役者絵は動きに迫力があり、思わずみとれてしまうことがしばしば、お気に入りは四代目岩井半四郎をはじめとする3人の役者が登場するもの、視線が自然とむかうのが左の鯉の上に乗っている役者。

荒々しい人物描写が目を惹く武者絵も春章の魅力のひとつ、‘朝比奈門破り’は足を大きく広げた朝比奈が門を力づくで破ろうとする場面、この決めポーズにぐっと引きこまれる。これは東博の所蔵だが、横には牛若丸と戦う怪力弁慶を描いた‘五條橋’(太田記念美)が展示されている。

風俗画のなかにいいのがあった。‘貸本屋’、江戸時代、貸本屋が大繁盛し本を顧客の家まで届けていた。いい男がいてもおかしくないので訪れた家の女と恋仲になることもある。立ってる女は‘この本おもしろかったわ、次も頼むわね、今日は何軒まわったの、20軒!疲れたでしょう、お茶を入れるからまってて’ なーんていっているのだろうか。

相撲が大好きなので相撲絵にはすぐ反応する。化粧まわしをつけた二人の力士を描いたものもあれば、土俵で激しく取っ組み合っている場面もある。これは手四つで勝機をうかがう力士の対戦を描いたもの。こちらも体が左右に動く感じ。

この勝川春章展は前期は明日までで、後期は3/4にスタートし、27日に終了する。後期も訪問することにしている。

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